「イース」およびその直接の続編である「イースⅡ」には、

ヒロインといわれるキャラが計3名登場します。

 

フィーナ(Ⅰより登場)

 

レア(Ⅰより登場)

 

リリア(Ⅱより登場)

 

ストーリー的に見れば、

フィーナがⅠ・Ⅱのメインヒロインであり、

レアとリリアはサブヒロイン的な扱いということになります。

 

フィーナとリリアはアドルに対して明らかに好意を抱いていることがわかりますが、

レアはそういった描写はなく、長らくアドルに対する気持ちは不明でした。

しかし、後の「イース・オリジン」で、レアにはかつて思いを通わせたひとがいたことが明らかになり、

公式に「レアはアドルに対して特別な行為は抱いていない」ということが確定されたと見られます(もちろん、オリジナルPC88時点のスタッフがどう考えていたのかは不明です)。

 

「イースⅡ」発売以降、リリアが爆発的な人気を得て、

長い間、「イースシリーズのヒロイン=リリア」という扱いでした。

それどころか、「ファルコムのヒロイン=リリア」というくらいの地位を得て、長らく看板娘として降臨していました。

一方、本来のメインヒロインであるフィーナは、それなりの人気はあったものの、リリア人気には到底及ばす、

アニメやゲームなどでもたびたび見られる「メインヒロインよりもサブヒロインの方が人気が出る」という状態だったわけです。

その状態は決して覆らない……と思われていましたが、

リメイク版「イースエターナル」以降、変化が訪れました。

フィーナの人気が一気に上がり、いつのまにかさまざまな投票でフィーナが1位をとるようになり、

現在では「イースの人気NO1ヒロイン」「イースシリーズのヒロイン」はフィーナ、と言っても過言ではない状態となっています。

かつて人気を誇ったヒロインが、時とともに新しいキャラに人気を抜かれる、ということはよくありますが、

より古いキャラに人気を逆転される、というのは珍しいかもしれませんね。

 

次回から、フィーナ、そしてリリアの魅力を掘り下げていきます。