引き続きイースシリーズです。
●時系列
イースシリーズは、同一世界・同一主人公のゲームですが、
作品のナンバリング(発売順)と作品内の時系列は一致していません。
時系列順に並べるとこんな感じですね。
イースオリジン(本編よりも700年ほど前の時代) 舞台:古代イース
イースⅠ・Ⅱ 舞台:エステリア、イース アドル17歳
イースⅣ(セルセタの樹海) 舞台:セルセタ地方 アドル18歳
イースⅢ(フェルガナの誓い) 舞台:フェルガナ地方 アドル19歳
イースⅤ 舞台:サンドリア周辺 アドル20歳
イースⅧ 舞台:セイレン島 アドル21歳
イースⅥ 舞台:カナン諸島 アドル23歳
イースⅦ 舞台:アルタゴ公国 アドル23歳
イースⅨ 舞台:監獄都市バルドゥーク アドル 24歳
ほぼ、1年に一回の割でなんらかの冒険をしていることになりますね。
中には、Ⅵ、Ⅶのように年に二回の冒険をしていることもあります。
ⅧとⅥの間が2年ほど空いているので、後年、ここになんらかの作品が挿入される可能性もありますね。
アドルは、「後世に100余冊の冒険日誌を残した」とされていますが、
「一冊=冒険ひとつ」なのかどうかは不明です。
各事件長さはまちまちで、
一冊に複数の冒険が入っていたり、あるいはひとつの冒険が分冊になっている可能性もあります。
ちなみに、タイトルの「イース」というのは、
最初の冒険の地が「イース」だったからなのですが、
「なんで後の作品もイースなの?」というのは時々つっこまれます。
かつては、裏設定で「アドルは最初の冒険ということで、後の冒険日誌にも『イース』のタイトルを冠した」というのがありましたが、
現在ではほぼ消滅していますね。
まあ、このあたりは……まちがいなく、イースブランドで売っていきたいというおとなの事情があるはずですから……あまり突っ込まずに行きましょう。
●ヒロイン
さて、イースシリーズと言えばヒロイン。
ヒロインと言えばイース、というくらい、
登場するヒロインは重要な要素です。
各作品ごとにヒロインが変わり、なにかしらいい雰囲気になるものの、
渡り鳥であるアドルとは結ばれることなく別れてしまう……というのがお決まりのパターンです。
一部では、
「世界各地に現地妻を作り続ける」「移動する種馬」などと陰口をたたかれていますが、
実はそこまで深い仲に陥ったことはなく、
だいたいヒロインの方から淡い思いを抱かれるものの、結局は結ばれないというパターンです。
アドルの方が、ヒロインにどんな思いを抱いているのかは、はっきりと描かれないことがほとんどですね。
さらには、Ⅴのニーナあたりからは、
「アドルに対して特別な感情を抱かない」ヒロインも登場。(ただし、サブヒロインのテラはアドルに恋心を抱いています)
それ以降、アドルに対して「恋心」までは抱いていないであろうヒロインも増えています。
まあ、恋心如何はユーザーの解釈次第ですが。
はっきりとアドルを愛しているとわかるのは、
Ⅰ・Ⅱのフィーナ、
Ⅱのリリア、
Ⅲのエレナ、
Ⅴ・Ⅵのテラ、
Ⅸのキリシャ
でしょうか。
あとは、「尊敬できるひと」とは思っていても、男女の思いはないんじゃないかな~と思っています。
反論は受け付けます。
そして、アドルの方が好意を抱いていたんじゃないかな?
というのが窺えるのは、
Ⅰ・Ⅱのフィーナだけですね。
異論は言ってもよろしいですが、自分の意見は変えません!
ユーザー的には、かつてⅡのヒロイン(正確に言えばⅠ・Ⅱのサブヒロイン)のリリアが圧倒的な人気を誇っており、
「アドルの嫁候補」とされていましたが、近年はかつての勢いはなく、人気投票でもフィーナやⅧのダーナが上に来ているので、
今後はあまり特別扱いされることはないんじゃないかな、と思います。
●漂流
アドルと言えば、漂流で、
海や川で流されるものの九死に一生を得る、という場面がものすごく多いです。
そもそも、記念すべきⅠが漂流であり、
後のシリーズはそれのオマージュ、ということなんですけどね。
海で流されたことは、
Ⅰ、Ⅵ、Ⅷ、
川で流されたことは
Ⅳ(セルセタ)、Ⅴ、Ⅸ
流されていない冒険の方が少ないですねwww。
最新作Ⅸでは、「あまりにも多すぎる、怪しい!」と作中で指摘される始末。
もはや、定番のネタになりつつあるので、これからもどんどん流されるのでしょうね。
次回は、イースⅠを取り上げます。