さて、
おじさんが「一番好きなゲームシリーズはなにか?」
と問われたら、
躊躇なく
「イースシリーズ」と答えます。
イースシリーズは1987年、パソコン(PC88)で発売されたアクションRPGですが、
あまりの人気ゆえに様々な機種へ移植、そしてなんどもリメイクが繰り返され、
21世紀の現在まで続くロングシリーズとなっています。
ナンバリングの最新作は、2019年発売の「Ⅸ」ですが、
リメイクや派生作品が豊富なため、実際は9作よりも遥かに多いタイトル数を誇っています。
偉大な冒険家、アドル・クリスティンが書き残した冒険日誌を元にしている、という設定で、
外伝である「イースオリジン」以外、すべて冒険家「アドル・クリスティン」が主人公です。
これは、国産RPGでは結構珍しいですね。
また、それぞれ一作ずつで完結しているため、
ドラクエやFFなどのような「世界を股にかけた冒険」ではなく、「ひとつの地域に限定された冒険」というのも特徴です。
そのため、「アドルという冒険家が世界中を旅して、さまざまな事件に遭遇する」という基本事項さえおさえておけば、シリーズのどれからはじめても問題ない(ただ、ⅠとⅡは前篇・後篇なので例外)ということになります。
この「冒険日誌を元」という設定、メタ的にも結構便利で、
・シリーズが進むにつれてどうしても出てくる矛盾。
・リメイクによって大きく変わるストーリー。
・他者移植作品やOVA・ノベルなどの派生作品ごとの違い。
といった問題点を全て解決してくれるのです。
「冒険日誌の解釈が異なる」「それぞれ別の底本を採用している」「より信憑性の高い資料がみつかった」
というわけですね。
マクロスシリーズなどでも使われる手法です。
現在シリーズは、日本ファルコム制作のもので、
・イース(PC)
・イースⅡ(PC)
・イースⅢ(PC)
(イースⅣは、ファルコムが制作していない)
・イースⅤ(SFC)
・イースエターナル(Ⅰのリメイク)(PC)
・イースⅡエターナル(Ⅱのリメイク)(PC)
・イース完全版(Ⅰ・Ⅱエターナルの再リメイク)(PC)
・イースⅥ(PC)
・イース・フェルガナの誓い(Ⅲのリメイク)(PC)
・イースオリジン(外伝作品)(PC)
・イースⅠ・Ⅱクロニクルズ(イース完全版の再リメイク)(PSP)
・イースⅦ(PSP)
・イース・セルセタの樹海(ファルコムが制作しなかったⅣのファルコム版)(PSVITA・後にPS4)
・イースⅧ(PSVITA・後にPS4)
・イースⅨ(PS4)
となっています。
作品数も多く、思い入れも強いため語る内容も膨大なので、一気にやらず、
少しずつ語っていくこととします。