引き続き

EVE burst error R

このリメイク、基本的にはセガサターン版のリマスターですが、

ヴォイスはPS2版のものを使用しています。

そのため、一部キャストが異なり、

女主人公のまりなは、岩男潤子→三石琴乃

本作のヒロインとも言える麻弥子は、岡本麻弥→堀江由衣

そして、謎の中年男性・源三郎は、納谷吾郎→大塚明夫

となっています。

三石さんは、その後の多くのシリーズでまりな役で、他のふたりはその後のシリーズではほとんど出番はないので、

よほどのSS版をやりこんだひとでないかぎり違和感はないでしょう。

とはいうものの、このゲームの購入者はSS版の熱心なファンが多いと思われるのでなんとも……。

 

出演声優陣はとにかく豪華で、

男主人公の小次郎→子安武人

小次郎の元恋人でまりなの親友・弥生→本多知恵子

まりなの上司・甲野本部長→野沢那智

謎の女子高生・氷室恭子→松井菜桜子

カメラマン・茜→かないみか

謎のエルディア人女性・プリン→水谷優子

絵画探しを依頼する中国系の男→茶風林

などなど……。

 

どうやってこれだけ集めた? と言いたくなるくらいものすごいキャスト陣です。

演義に定評のある実力派ばかりなので、どのキャラクターも生き生きしています。

2020年現在、この中で3名がすでに亡くなられていますが、いまは亡き名優の声が聴けるのも貴重かもしれませんね。

 

 

もとエロゲーということもあり、

男主人公の小次郎はめちゃくちゃモテます。

リメイク版ではさすがに関係まではもっていないものの、あからさまに好意を寄せられるシーンが多々あります。

しかし、

作中の女性キャラほとんどから好意を持たれるのに、もうひとりの主人公・まりなからは一切恋愛感情持たれません。

まりなが渋いおじ様好きのため対象外という設定故ですが、

主人公同士が恋愛関係にならない、というのはその後シリーズ化されるにあたって結構重要だったかもしれません。

恋人同士など濃密な関係だと、それぞれ別の角度から事件を俯瞰する、という手法と合わなくなりますから。

当初からシリーズ化を想定していたわけではないでしょうが、これがあったからこそシリーズ化できたと言えるかもしれません。

 

つづきます