ひきつづき

FFⅦで盛り上がっている中。

あえて

FFⅨ

FFⅨはストーリーの評価も高いですが、

ストーリーにまつわるシステムとして特徴的なのが

 

ATE(アクティブタイムイベント)システムです。

 

本編とは別に「一方その頃……」と一緒に行動していないキャラがどうしているのかを見ることができるのです。

これによって、メインキャラ以外の掘り下げや、ストーリーの裏での動きが理解できるなどの利点があり、

世界観とストーリーをより深く理解できる仕組みになっています。

小説や映像などでは、「一方、そのころ」を多用すると冗長になることが多いのです。

ゲームではプレイヤーが自由に操作できるタイミングが存在し、ちょうどそこにATEが入るように設計されているので、

ストーリーの流れをじゃますることなく、気軽にATEを見ることができます。

ゲームという媒体と相性のいいシステムであると言えるでしょう。

 

戦闘も、

装備をしたアイテムに備わる「アビリティ」を習得することにより、どんどんプレイヤーの有利になっていきます。

アビリティは便利な物が多い反面、全てを装備できるわけではないので、どのアビリティを使うか、というのは悩みどころです。

とはいうものの、そこまで複雑な要素はなく、RPGになれていないプレイヤーでもなんとかなるレベルです。

モンスターも、たまに場違いに強いモンスターに出会う事もありますが(ドラゴン、ヤーンなど)、大抵は特定の場所にしか登場せず、またストーリー上必ず行かなくてはならない場所に強敵がいることも少ないので、全滅の危機はそこまで高くないと言えるかもしれません。

 

一方、純粋な強さは低いものの、「やっかいな」敵は結構多くいます。

本作は、状態以上の種類が多く、「ゾンビ化はおふだじゃないと治せない」など。

なんと万能薬すら効かず!

「なにが万能薬じゃい!」と叫びたくなること請け合いです。

このやっかいな状態以上により、HPマックスから一気に壊滅状態まで陥ることもあります。

とくに、一部のボスは全体にランダムで複数の状態以上をかけてくるため、

運が良ければ低レベルでもあっさり勝てる反面、運が悪ければ高レベルでも一気に壊滅ということもあります。

これを、気が抜けない緊張感のあるバトル、と見るか、運だのみでアンバランスなバトル、と見るかで評価が分かれるでしょうね。

 

つづきます