今回から紹介するのは比較的新しいゲームにしましょう。

 

Tales of Berseria (テイルズオブベルセリア)

以下TOB

発売年:2016年

対応機種PS3、PS4

ジャンル:RPG

発売元:ナムコ

 

おすすめの点

・シリーズは屈指のストーリー

 

気になる点

・暗い

・PS3でも発売されたため、画質がややさびしい。

 

ご存知、ナムコの看板RPGシリーズ、テイルズのマザーシップタイトル(正伝)のひとつです。

前作「テイルズオブゼスティリア」はテイルズシリーズ20周年記念作品と言う事でかなり期待されていましたが、

 

20周年に合わせるためスケジュールに無理があったのか、

ネットでも一時話題になった製作者の特定キャラへの身びいきが原因なのか、

ストーリーの稚拙さが原因なのか

 

とにかくいろいろな要因が重なり「クソゲー」の烙印を押されてしまいました。

TOBは、このクソゲーの1000年ほど前の話であり、

「クソゲーの前日譚? 期待できん」

と、前評判は期待よりも不安のほうが大きいくらいでした。

しかし、蓋をあけてみれば

悲しくも感動的なシナリオ、

緊張感のあるバトル、

魅力的なキャラクター

と、シリーズ中でも屈指の名作と評価をうけるまでになりました。

 

マザーシップタイトルとしては、初の女性単独主人公(選択制はあった)で、

主人公一行が「世界を救う英雄」ではなく「世界を破壊する悪の一団」として人々に認知されている、

(実際、そう思われても仕方のない面もあり、本人たちもある程度は認めている)

人間の業に切り込んだ重いストーリー、

などいろいろと異色な作品です。

 

ところどころギャグやほのぼのするシーンもありますが、

全体を通して

暗い。

暗いです。

真っ暗です。

明るい話じゃないとヤダ、というひとには決しておすすめしません。

しかし、陰惨な話だからこそ、人間の持つ業、そしてそれを乗り越えていく素晴らしさが際立つとも言えるでしょう。

暗い話は嫌いでないというひとはもちろん、

いままで暗い話はさけてきたひとにもおすすめしたいタイトルです。

 

次回から、内容を紹介していきます。