今回は、DIAURAの「Noah/シャングリラ」をレビューします。
本作は、DIAURAが2017年6月にリリースした両A面シングルで、DVD付きのAタイプと1曲追加のBタイプの2種類があります。
DIAURA/Noah/シャングリラ
1, Noah
メロディアスな疾走系ロック。
90年代のV系を彷彿とさせるノスタルジックで儚げながら、壮大さと爽快感があって、いかにもシングル曲って感じで聴きやすいです。サビの前で手数の多いダイナミックなドラムを叩く達也のプレイもカッコよく、伸びのある歌声を響かせるyo-kaのヴォーカルも綺麗だし、佳衣のメロディアスなギター・ソロも良い。
2, シャングリラ
「Trance to Trance My Shangri-la」と繰り返すサビがキャッチーでポップなダンスロック。
速くなったり、ブレイクしたり、ダンサブルだったりと変化に富んだリズムと機械的なギターが印象に残りやすく、それでいて、バンドサウンドは重みもあって、歌のキャッチーさも含めて聴くほどにハマる、クセのある名曲ですね。。
3, 乱世ディストピア
Bタイプに収録されています。
お祭りテイストな疾走系の和製ロックで、DIAURAのバンドのイメージでいくと、ここまで和に振り切っているのは珍しいんじゃないかなと思う次第で、己龍というよりジンや游彩に近い感じで、カップリングだからこその遊び心を詰め込んでいて面白いし、ジャパメタテイストのリフもカッコいい。
総評:84点
メロディアスな疾走系、ダンサブルでポップ、和製と、三者三様で王道と新境地を2曲といった感じで、毛色が違う楽曲が詰め込まれていますが、どれもキャッチーさがあり、メロディアスな歌が活きていて、とても聴きやすいです。
DIAURA初心者でも聴きやすいし、両A面シングルだけに完成度の高い1枚です。もっとも、2曲はアルバムに入っていますが、カップリングを含めて一つの作品として聴いても十分に楽しめるので気になった人は是非。
オススメ曲・・・シャングリラ