今回は､iceの雨は次第に弱まるをレビューします｡
2016年4月に無期限の活動停止をしたBlack Gene For the Next SceneのヴォーカリストであるIceがソロ活動を開始ということで､本作は､ソロとしてのデビュー作になる1stシングルで全3曲入りとなっています｡
ice/雨は次第に弱まる
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雨は次第に弱まる
1,080円
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1, 雨は次第に弱まる
叙情的でメロディアスな歌が活きたアップテンポのロック｡
ピアノとヘヴィでパンキッシュなバンドサウンドが絡み力強くも切ない楽曲に仕上げていて､ギター・ソロの入り方が昔ながらのヴィジュアル系っぽさを感じさせる｡最後のサビはブレイクの後に､もう少し続いてほしかったところがあるかな｡
2, Over[-]
エレクトリックでヘヴィなサウンドが効いたメロディアスなロック｡
ミドル･テンポかなと思いきや､サビで走り出すという一筋縄でいかない感じの展開で､Aメロはクリアに､Bメロでシャウトが入ってきてライブ感が出てきたりと色々な面を魅せても違和感無く歌い上げているiceのヴォーカルはBFNで培ったものが活かされているところでしょう｡ギター･ソロからの手数多いドラムへの繋ぎもカッコいい｡
3, Harness
切なくもメロディアスな歌が活きたミドル･ナンバー｡
重ためのサウンドではあれど､寂しげな雰囲気を持っていて､落ち着いた仕上がりになっている｡ギター･ソロや後半のサビで走り出すのも良いアクセントになっている｡
総評:82点
全体を通して､バンドサウンドに少々の同期やデジタルを取り入れているんだけど､BFNのときほど激しかったり重かったりな部分は無く､忙しない展開があったりすれど､ヴォーカリストのソロ作品と言わんばかりに歌メロを重視した仕上がりになっており､3曲とも比較的､ポップな部分があり聴き易いです｡歌詞が3曲ともBFNを終えての現在のiceの心境を表している感じがあり､楽曲と共に現在のiceらしさを感じられる1枚です｡
オススメ曲･･･雨は次第に弱まる､Harness