4/3 東京ヒーローズ ~結成7周年記念単独公演~ 「渋谷英雄禁断症状」 at 渋谷RUIDO K2

東京ヒーローズの結成7周年記念であり、イワン脱退前最後のライブに行ってきました。
一応、持ち曲の数で言えば、20曲以上はやったみたいですね。7周年ということで充実した内容だったと思います。

東京ヒーローズって、歌謡曲パンクな印象が強いんだけど、意外に王道寄りの速い曲が多くて良かったね。イワンのメタルでパンクなギターのおかげもあるんだけど、久しぶりに歌謡曲系でキターッ!!!と思いました。それだけにイワンのギターはカッコ良かったし、タッピングもそうだけど、イワンの場合、スラッシーなトレモロが特徴的なんだよね。トレモロを得意とするギタリストって、V系には、あまり居ないだけに奏者として逸材だと思います。まあ、だからこそ、方向性の違いで脱退なんだろうけど、これは結構、痛いと思うな。ケミカルピクチャーズのJimiさん的ポジションだっただけに、これを期に、ただの歌謡曲バンドにならないことを祈ります。でも、まぁ、リンダも結構、がっつりしたフレーズを弾いていたので、これから、どう化けるかが楽しみではあります。

そして、ライブのほうに話を戻すとして、桜彩が聴けて良かったんだけど、黄昏の狂騒が無かったのは残念だったなあ; 桜彩は雅史の歌唱力が存分に発揮された感じで、中々、染みるものがありました。中盤のアコースティック・ライブでは音源化された生命無キ奏をやったんだけど、ちゃんとカホーンっていうリズムの打楽器もあって、面白かったです。あと1曲は、過去にやった曲だとかでノリが良かったですね。この間、イワンとゴキミは休んでいて、イワンは出てきて、早々、マイクの高さが変化していることに戸惑ってましたw あとはヒーローズって、twinkleとかhumanityとか聴かせる系の曲がライブだと映える、映える。twinkleは肌寒かった今日一日に合わせた感じで冬っぽい冷たさが心地良かったです。ゴキミのヴォーカルはあれだけど、リンダのバック・ヴォーカルは合唱みたいなハモり方で綺麗で良いなあと思いました。あとは末路、漆黒、妄想幸福主義者といった激しい曲は大体、聴けたので良かったです。

んで、まぁ、MCですよw バラード以外、1曲が短い上にMCが長かったのもあってか、MCのほうが印象に残りましたw ゴキミ曰く、前歯を前日に友達の結婚式の為に接着剤で付けたは良いけどズレているらしく、飛び出した状態で友達にファンキーだねと言われたらしいw 後は、7周年ということで、長さを例えるのに子供の成長を使ったんだけど、見事なまでに天丼しいの、ゴキミは体育の先生みたいなノリを続けえので、雅史は雅史で真面目なMCが多めで、初めて歌う曲やアレンジもあったりで色々と緊張したみたいですが、アコースティック・バージョンを2曲やったときには、ライブ前日のマサヨシの買い物に付き合った愚痴やらツアー回ったときとか、メンバー誰一人として、リンダと一緒に風呂とかサウナに入ったことが無いとかいう話題を普通に話していて、自粛ムードを壊すような煽り文句などもありつつで、意外と張り切ってる感じがしました。他にも、イワンと雅史によるサファリパークのセッションとか、アンコールでメンバー全員、登場時に縄跳びやったり、イワンがキレるというか、ノリツッコミがあったりして、グダグダで緩いながら面白かったです。アンコールではイワンから自身の活動と東京ヒーローズの活動、それぞれの応援と感謝の気持ちが告げられて、最後はベタに手繋ぎジャンプで〆でした。

今回のライブを以って、しばらく充電期間という名の活動休止に入るようで、表立つ活動は控えるみたいですが、良いバンドなので、また元気に戻ってきてほしいです。まぁ、リンダも出戻ってきた前例があるし、イワンも戻ってくるときは戻ってきてほしいな。