みなさんのおかげさまで!
しんらいライフサービス株式会社 寺﨑道弥です。
桜が咲きました。
毎年呟いている事ですが、老木が増えて「ピンク色の桜の花びら」というより、「白の桜の花びら」ばかりで、個人的に「綺麗だなぁ」と思う事はあまりありません。
昨日の陸上自衛隊朝霞駐屯地の桜並木
樹木医が面倒見ている、名所の桜はちゃんとピンク色で素晴らしいと思いますが。
さて、今日は3/31。
年度末でもあり、決算月が3月の当社も期末の最終日でもあります。
当社は、ビルメンテナンス業、マンション管理業、リフォーム工事業であります。
ビルメンテナンス、マンション管理業は労働集約型産業と位置付けられて、原価の大半は人件費です。
アベノミクス以降、最低賃金の毎年の改訂と人手不足で人件費は高騰し、ホテルの客室清掃やコンビニ、資本系ファーストフードでは外国人労働者が当たり前の時代になりました。
引き続き安くて質の高い日本的なサービスを求める顧客、そもそも日本人を採用するだけで苦慮している企業、いつしか大きなミスマッチが起こり、当業種は業績が低迷していきました。
アベノミクスが始まった途端に、
「値上げします!」
「値上げしないと質の維持は保証しかねます!」
「現状価格なら、働く人の資質はアレコレ問わないでいただきたい!」
とここでも言い続けたワタクシ。
ワタクシ日経新聞読まないけど、読んでても今後の推移が分からなかった人が大半。
しばらくは嫌われましたよ。
(精神論でなく、本質的なことなんだけどね)
ようやく、ここ数年この考えが受け入れていただけつつあります。
ピーク時は300人を超えていた現場従業員が、今200人まで減りました。
我々の考え方を受け入れていただけないお取引先からの前向きな撤退、コロナ前からのテレワーク制度を取り入れ、会社を縮小移転しました。
これが大正解でした。
増益、離職率の減少、社内風土の向上、良質な顧客だけが残る、といいことばかり。
「売上減」「社員従業員減」「顧客減」
経営の王道からは真逆のことをしてきました。
経営者って生き物は、売上や規模の拡大、利益の拡大、社員従業員の増大、体裁の良い事務所を目指します。
それが「善」だと信じて疑っていないから。
「そこを目指すのは何のためですか?」と、しれっと経営者によく聞いてみるんです。
右肩上がり志向で思考停止で、そんなこと真剣に考えたことないから、90%の経営者は話題を変えるか、はぐらかします。
その場しのぎで「社員の幸せのため」と多くの経営者は言うけれど、本質は貴方の自己顕示欲では?
実は擦り込まれた「拡大こそ善」という危ない思想。
もう忘れちゃったかもしれないけど、ビックモーターのワンマン、電通社員の自殺、フジテレビのアレコレ…
粉飾決算、法律違反、偽装、ハラスメント、企業のあらゆる不祥事の本質は、ほぼ経営者自身のここ。
(それなのにHP見るとほぼ「コンプライアンス遵守」「SDGS」とか言ってるし)
経営者の自己顕示欲と自己保身によって犠牲になる社員従業員達。
社員従業員を追い込んで犠牲にしてまで、それが貴方が本当にしたかったことですかね?
ワタクシは金欲、物欲、名誉欲、自己顕示欲、どんどん下がっていってるから、「高見の見物」じゃなくて「あー大変だなぁ~、頑張ってね」と、低い位置から「低見の見物」しとります笑
ブログ、今期全然書いてきませんでしたけど、ずっとこんな事考えてました。
戦争、紛争、弾圧、差別、分断…
この国、この世界、人類は少しずつ良くなっていくと信じてきたけど、どんどん逆行しているようだ。
ちっぽけな自分にできることは限られている。
道端ですれ違った一見の方であろうと、半径3m、5mで関わる人達に敬意を持って接し、「何か楽しかった」「役に立った」「癒された」そんな感情を持ってもらえるように意識していくことだ。
結局のところ、毎日心を整えることですね。
人間は怠けるし、気を抜けば腐るから。
期末にも関わらず、突拍子もない事書いてしまいました。
「友達100人できるかな♬」と気の合わない人とストレス感じながら生きていくより、気の合う方達に囲まれている方が毎日ハッピーです。
共感していただける方、引きつづきのお付き合いよろしくお願いします。
今期もありがとうございました。
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「しんらいライフサービススタッフブログです」
「山登り日記です YAMAP」
個人名で、Facebook Instaguramもやってますので、検索してみて下さい。