みなさんのおかげさまで!
しんらいライフサービス株式会社 寺﨑道弥です。
6月です。
今日は業務上の良くない、トラブル事案の話をあえて書きます。
(面白くないです)
当社の仕事は、ビルメンテナンス業、マンション管理業であります。
建物の管理をしておりますと、業務上、共用部の鍵を取り扱う事になります。
その建物にお住まいの方や働いている方が立ち入ることができない、管理室、守衛室、エレベーター、火災報知器、分電盤、キューピクル、屋上。。。
一般の方がこれらの鍵を扱うと、いたずらや大事故に繋がる可能性がありますから。
こんな大切扱うべき鍵を現場清掃員が紛失してしまいました。
具体的には都内400戸超のマンモスマンションのごみ置き場の鍵です。
本人の話によると「ちょっと棚の上に置いて作業をしていたら、なくしてしまった」と。
土曜日でしたが、担当社員、上司、私も現場へ行き、再度のヒヤリングと現場確認、本人の活動動線の確認、本人の勘違いも含めた推察をした上で、日没まで捜査しても見つからず。
日曜日も半日かけて、本人が主張していないマンション敷地外まで捜索したものの見つからず。
翌日月曜日は、元請け会社の社員さんも動員いただいたにも関わらず、見つかることはありませんでした。
結局は当社持ちで、鍵のシリンダー交換ということになりました。
緊急で呼びつけられ、緊張しながら徹底的に探し、頭では損害賠償額をはじき。。。
3日間探して見つかれば良かったものの、見つからなかった無念感と挫折感、敗北感。
関係先へのお詫びと再発防止策の提示と賠償。
心身共に、前向きな活動ではなく、後向きな活動ですから、本当に消耗しました。
現場のトラブルは、私の全責任ですから。
そもそもの問題は何だったのか?と担当社員に問うと「借りた鍵をキーチェーンに付けるルールが守られていなかった」と。
うんうん、それは物理的、マニュアル的な問題だよね。
私は「じゃあ何で大事な鍵をキーチェーンに付けずに、棚に置いちゃうの?」って、そこに至った本質を考えるんです。
結局のところ、本人に「鍵は大事だ」という認識が欠けていたからだと思うんですよ。
言い方変えると、例えば自分の財布や家の鍵を同様に棚に置きますか?って。
大事なものだし、盗まれたくないから、身につけておきますよね?
問題の本質はここにあるように思うんです。
「管理している建物の鍵がいかに大事であるか?」という本人の意識の甘さはもちろん、会社側としてはその意識付け、悪く言うと擦り込みの甘さ、ではないのか?
本質は心の問題です。
ちなみにマンションによっては、共用部と自宅の鍵が両方使えるものもあり、その鍵を紛失すると、マンション全戸交換なんてことにもなってしまうんです。
その費用、数百万、数千万となった話も聞いたことがあります。
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