みなさんのおかげさまで!

しんらいライフサービス株式会社 寺﨑道弥です。

 

 

 

企業の不祥事が無くなりません。

 

今朝はこんなニュースが。
 

 

これ「も」、組織的にやってますね。

 

チェック機能はあるでしょうし、顧問弁護士だっているでしょうから「あー、ごめんなさい。間違えちゃいました。」ではない確信犯ですよね。

 

原価高いから、本当はメロン果汁ほぼ使ってないけど、メロンのイメージで売れればいい、利益あがればいい、という思考が見え見え。

 

メーカー開発者やパッケージ作成者は、嘘をついてまで製品が世に出る事を望むでしょうか?

 

「この原材料なのに、メロンの絵はまずいんじゃないですかね?」っていうのが本音なはず。

 

>「同社では、命令の内容を役員・従業員に周知し、景品表示法を含めたコンプライアンスに関する研修を社内で徹底するとともに、表示に関するチェック体制を一層強化することで再発防止に努めるとしている。」

 

いやいや、あなたたち確信犯だし、そんなことしても意味ないのよ。

 

トップ向けのモラル教育、道徳教育よ!

 

社長役員あるいは担当部長が「バレなきゃいい」「法律違反しなけりゃいい」「売れればいい」「利益が上がればいい」このように誘導しているのではないでしょうか?

 

 

 

スシローの広告事件も同様でした。

 

実際には在庫のない、ウニやビールで来店させる。

 

キャンペーン期間をあえて明記にせず、来店誘導して「まだ始まってません」とする。

 

これも本社の部長以上級の確信犯ですね。

 

会社側のコメントも、正直に謝ろうという姿勢は微塵もなしで、客足引いているそうですね。

 

 

 

昭和的な贈収賄事件としては「アオキ」。

 

オリンピック汚職で、晩節を自ら汚した青木会長。

 

素直に取り調べに応じて拘束を解かれ、現金3億円もの保釈金を納付して出てきた。

 

80も過ぎて、3億も生きてる間に使いきれないお金なのに、何がしたかったのか?

 

「オリンピックのユニホームを入れたのはわが社だ」という名誉欲か?

 

(晩節を汚すリスクを犯してまで、贈収賄に手を染めた深層心理を質問したいですね)

 

 

 

これらの事件に共通しているのは何か?

 

トップあるいはその直属の部下のモラルや倫理観が低い事です。

 

ビジネスをしていると「売上や利益のためなら」「会社の名前が売れるなら」「オレが儲けたいから」という前提で物事が進みがちであり、「本当にそんなことしていいの?」という人としての判断は排除されがちです。

 

「儲かるからやっちゃおうぜっ!」

 

「会社は利益上げてこそ正義」という、考え方ですね。

 

 

 

国を率いる人、経営者、指導者は、庶民から倫理観や道徳観の高さを求められ、それを高めるべく、自らと日々向き合うのが当然というのが私の持論ですが、この国は政治トップを中心にだいぶ違うようです。

 

某長期政権が始まってから、民間企業のモラルもおかしくなってきました。

 

ワタクシ言われましたもん、「そんなに目くじらたてなくても」「会社のためには目つぶればいいじゃない」ってね。

 

「ビジネスは、カネ稼いだもん勝ち」

 

それは間違ってはいないけれど、そこに「人間としてどうなのか?」という尺度は必要なのではないでしょうか?

 

ホームラン打った打者が党首に向って、ガッツポーズするのはルールでは禁止されていませんが、モラル的にNGです。

 

勝敗付いた相手を更に侮辱する行為だからですよね。

 

 

 

 

カネを稼ぐために、原材料をごまかす。

 

カネを稼ぐために、嘘の広告を打つ。

 

カネを稼ぐために、買い叩いて取引先をいじめる。

 

カネを稼ぐために、人を使い捨てにする。

 

カネを稼ぐために、賄賂を渡す。

 

カネを稼ぐために、人を騙す。

 

法律違反じゃないから、罰則がないから、バレたら適当に謝っておけばいいから。

 

貴方は人として本当にそれでいいんですか?

 

ワタクシの中でたまに「天使と悪魔」が闘います。

 

ワタクシだってそんなにできた人ではないから、それが本音。

 

 

 

稲盛和夫さんが旅立ちました。

 

経営者向けのサイトでは、その功績やエピソードが再掲載されています。

 

私は盛和塾でお会いしたこともないですし、稲盛教でもありませんが、共感できる部分はたくさんあり、ワタクシに考え方が入っているのは間違いありません。

 

昭和、平成、令和、と来て、ここ数ヶ月でもこれだけの不祥事続きです。

 

このモラル低き日本企業を稲盛和夫さんは、どんな風に見ているのでしょうか?

 

10年以上、会社経営をしておりますが、私の肌感覚として、経営者のモラルは下がっています。

 

昭和の流れの経営者には、胡散臭い人も多かったですが、倫理観の高い方も多くいらっしゃいました。

 

そういった方は「礼節」「義理」「情け」「人としてどうか?」そんなことを非常に大事にされていましたし、尊敬されていました。

 

しかし、今経営者達に尊敬されるのは、人間的な部分よりも売上とか利益とか、それを導いたノウハウ、所有資産、そんな部分。

 

政治がことごとく劣化していったのと同じくして、経営者達も上記のように劣化していっています。

 

成熟し、退化していく日本社会ですが、こういったところからも劣化が始まっているのです。

 

ワタクシは自らの届く範囲で、モラルの劣化を食い止めていきたいと思っていますし、これからも「人としてどうなのか?」を場面場面で自問自答していきます。

 

 

 

 

 

「寺崎道弥 YAMAP」

 

 

 

個人名で、Facebook Instaguramもやってますので、検索してみて下さい。