みなさんのおかげさまで!

 

#旅は中毒、やめられない!


しんらいライフサービス株式会社 寺﨑道弥です。

 

 

 

10月から11月に7回に分けて「秩父三十四箇所観音霊場巡り」をしてきました。

 

今日は、その経験をまとめてみたいと思います。


「秩父札所巡り」って、どうよ?って方いらっしゃると思うので。

 

 

①おススメの季節

10月~4月(積雪時を除く)までがおススメと思います。

なぜなら、夏場は暑くてより体力消耗するでしょうし、水分を多めに持参しなければならない分、荷物は重めになります。

旧巡礼道や山岳地域は、湧水や沢の水はありますが、自動販売機がしばらくないエリアもあります。

ワタクシが歩いた時期でも、基本ワタクシは半袖でした。

歩いていると、身体がポカポカしますし、山登りすると汗をかきます。

秋は紅葉、冬は透き通った空気から見える遠くの山並み、春は桜、初夏は新緑が楽しめると思います。

 

 

 

②交通手段

現地の足は何といっても、歩きがおススメです。

自然や風、景色が流れず、ゆっくり見えるから。

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続いて、旧巡礼道は走れないけど自転車もいいかなぁ。

遠方から来るのなら、現地で泊まりながら、3~4日で歩けます。

車で巡ってる方もいらっしゃいましたが、楽しみが半減以下になりそうな気がします。

 

現地までの交通手段は、都内からなら西武秩父線、秩父鉄道で熊谷方面から入るルートもあります。

西武秩父駅を利用するなら、何といっても西武鉄道の株主優待券を金券屋で買うのがおススメです。

ワタクシの場合、新宿大ガード近くの金券屋銀座で1枚360~400円で手に入れました。

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池袋駅~西武秩父駅が790円するので、かなりお得です。

車で現地まで行って歩くのもアリですが、秩父は飯能から国道299号線か、花園から国道140号で行くことになりアクセスはよくありません。

土日だと渋滞も多く、車をデポする場所探しも面倒なので、電車をおススメします。

また、途中で打ち切る場合は次のバスまで2時間待ちとかザラにあるので、西武観光バス、皆野町HPなどでチェックしておきましょう。

 

③巡礼にかかる日数、時間

ワタクシは、こちらを参考にして7日かかりました。

もう少し歩けそうな日は進みましたが、打ち切るにも最寄りのバス停まで遠かったりするので、体力と時間の調整が難しいです。
始発で行って、終電で帰るぐらいの余裕があれば、もう少し短い日数で歩けるかもしれませんね。
でもね、体力ある方ならいいけど、山道もあったりして想像以上に体力消耗するので、景色を楽しむ余裕は残しておきたいものです。
全行程で100キロぐらいになりそうですが、1日に歩くのはだいたい12~20キロぐらい、4~5時間ぐらいです。
体力に自信がなくても、のんびり歩けば無理はないと思います。
 
 
 
④服装 靴 鞄の中身
秩父はご存じの通り、盆地なので、夏暑く冬寒いです。
ですから、脱ぎ着しやすい服装が良いと思います。
ワタクシが歩いた期間でも、日焼けする暑さだったり、カイロが欲しい寒さだったりしましたから。
ドライメッシュのシャツに薄手の羽織るもの+αですかね。
ヒートテックは絶対ダメですよ。
汗かくと、吸った汗が今度は、カラダを冷やすんで。
靴は軽登山靴か、ジョギング、ウォーキングシューズがクッション性が高くていいです。
靴下は靴擦れにならないように、5本指のものがいいです。
鞄の中は、財布、ティッシュ、使い捨てお手拭き、スマホ予備バッテリー、500mlのスポーツドリンク、飴、マスク(道中絶対しないけど)、この程度です。
山岳区間もありますが、1時間もないので、どうにかなると思ってました。
 
 
 
⑤地図 情報
ガイドや地図類は、重いので持ちません。
ワタクシは「〇ソバンク爆  笑」なのですが、山や僻地はかなりの確率で入りが悪いのです。
現在地がわからなくなったら、GoogleマップでOKです。
 
 
 
⑥食事
これぞ旅の楽しみですが、食事時に飲食店やコンビニがあるとは限りません。
ワタクシは気になる店は、営業時間とお腹を合わせましたが、この両立はなかなか上手くいきません。

また、しっかり食べてしまうと、頭がボーっとしてきて失速して疲れやすくなります。

「食事」という採り方はしないで、「栄養補給」という採り方でおにぎりを数個持って食べながらがいいかもしれません。

それから、飴ちゃんも意外に体力回復には利くので、是非持参を。

 

 

 

⑦現地でのコミュニケーション

巡礼道では、住民の方や交通誘導の方とも積極的にあいさつしましょう。

単独行の方がコミュニケーションは生まれやすいし、同行者への見栄とか気遣い不要なので、おススメです。

あいさつを返されると、こちらも元気をもらいますし、「札所巡りですか?頑張ってくださいね」なんて応援していただけます。

秩父は当然車社会、徒歩は交通弱者ですから、時に大事にしていただけます。

 

 

 

⑧秩父札所巡礼をした理由

「札所巡礼する」と言うと、「何か人生行き詰ったのか?」と思われそうですが、そんなことありません爆  笑

秩父には、自転車でもバイクでも、車でも何度も来ていました。

秩父界隈走ってると、「札所〇〇番〇〇寺→」こんな案内看板に必ず出くわすんですよ。

それが20年以上、ずっと脳裏にあったんでしょうね。

緊急事態宣言からこの夏は、ワタクシですら活動が縮小していたので、「涼しくなったら、活動再開しよう」って決めてたんです。

普段でも時間があれば、20,000歩とか歩いてますけど、都会じゃつまらないんです。

で、ふと思い出して、「そうだ秩父札所歩こう!(そうだ京都へ行こう♪の体です)」ってなったんですね。

北海道の道の駅スタンプラリーとか、○○県スタンプラリーとかさんざんやりましたし、三十四箇所巡りっていうのが、またそそりますよね。

日本百名山、四国八十八箇所、やってみたくなるのは何なぜだろう?

もし「東京23区区役所スタンプラリー」とかあっても燃えないけど爆  笑

札所三十四箇所巡りながら、その道中も楽しみにしてました。

 

 

⑨巡礼中に考えていたこと

基本ボーっとしてます。
そして、「快晴で山が綺麗だ」「稲刈りだねぇ」「コスモスいっぱいだ」「森のいい香りだねぇ」「お天道様気持ちいい」って、一人で時々ニヤニヤしてる照れ
毎回歩き始めには、「オレ、何でこんなことやってるんだろう?」っていつも思ってました。
でも、段々と「何やってるんだろう?」と考えることすら意味がなくて、「次の札所(目標)に向かうだけじゃん」って思うように。
「人生も、生きる意味とかどうでもよくて、日々淡々と丁寧に生きていくことが意外に大事なんじゃない?」とちょっとだけ悟りの境地に。
(ここ、もう少し極めていきたいけど)
 
他には、コロナ渦の世を覆う「不安」についても考えていた。
人はコロナで1人になると、自分と向き合わざるを得なくなり、その「不安」が種として自分に向かってくる。
人の「不安」って、過去のことと未来のことだ。
「お金の不安」って、お金が入ってくる仕組みさえできてしまえば、無くなるんじゃない?
「お金の不安」「人間関係の不安」「健康の不安」「いつまで生きられるのかの不安」…、実は「不安」って、ホントは何もないのに、自ら作り出してるんじゃない?
 
 
 
⑩7日間の巡礼から得たこと
自転車による日本四隅と富士山頂制覇、東京~糸魚川300キロ12時間半走破、初マラソン3h47m、型破りでアホなことを真剣にいろいろやってきたけれど、そもそも「巡礼を終えたら変われる、新しい自分になれる」みたいなことは一切考えていませんでした。
「終えたから何?」になることは想像できていたし、結果はその通りでしたが、旅の道中からいろいろ得ることがありました。
札所を廻る事より、その道中にこそ、大きな価値があったんです。
 
箇条書きにすると、簡単なのですが。
・自然や秋の空気を味わえた
・自分と向き合う時間が良かった
・良い言葉や凛とした空気に触れた
・美味しいものが食べられた
・道中穏やかな気分だった
 
繰り返しになりますが、巡礼は札所だけが楽しみではありません。
その道中に何を見て、何を感じて、何を考えるのか?が実は表面的には見えない旅の目的と言っても過言ではありません。
そして、現代人が情報に溺れて放棄している「自分との対話」が何より楽しいのです。
自分が浄化されていく感じです。
前向きな、外でする「引きこもり」ですね。
「外こもり」と表現する人もいますが。
 
道中は、お天道様、お地蔵さん、観音様、花々、湧き水に恵まれ、守られて、無事に終わることが出来ました。
自転車やバイクの旅でも「道中守られている」という感覚を得たことはありませんでした。
一人黙々と歩いただけなのですが、感じたのは「大きなものに守られている」という感謝です。
思い出したのですが、現代人は「運動が足りない」けど、「感動も足りない」と医師の日比野さんがおっしゃっていました。
夜が明けて、一日を過ごして、日が暮れて寝る、生きていくとはただそれだけなのですが、その一日をどう過ごしていくか?その変わらぬ日々をどう丁寧に生きるか?が大事なんだと、言葉にすれば簡単なのですが、妙に腑に落ちたんです。
 
秩父札所巡礼は、山里の秋を満喫し、幸せと感謝を感じた地に足のついた旅でした。
 
 
 
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