みなさんのおかげさまで!
しんらいライフサービス株式会社 寺﨑道弥です。
個人的な感触ですが、人件費の上昇が止まった気がします。
3~4年前に時給900円で採れていた案件が、今や1,050~1,100円なんていうのは当たり前。
おまけに日本人若年層の労働者は減る傾向ですから、若手を採るのは至難の業。
時給○○円仕事は、外国人労働者にどんどん変わっていきます。
当業種は中高年を長く活用するのが特徴ですから、まだ労働人口の母数が多く、どうにかこうにか採用できてるだけ良い方なのですが。
しかしながら、管理員や清掃という仕事は、団塊世代やバブルを謳歌した世代には典型的な「3K仕事」というレッテルを貼られ、嫌われ仕事なので、60代の採用ですら苦労します。
政府がようやく、「景気が緩やかな後退期」に入っていることを認めましたね。
数値偽装がお得意の現政権ですから、ワタクシが感じているように、実態経済はもっと酷いのです。
輸出産業も大事ですが、実態経済を支えているのは、やはり個人消費です。
スーパー巡りが最早趣味と化しているワタクシからすると、定番商品の値下げがまだ続いている気がします。
バーモンドカレー、キューピーマヨネーズ、サッポロ一番、食用油…。
飲料自販機も売れないから、130円150円の定価で売らずに、10~20円下げてるのを頻繁に見かけますよね。
売れないから下げるんでしょう。
販売価格を下げたら、メーカーか問屋かスーパーのどこかが泣くことになります。
会社が泣けば、いずれ従業員も泣く事になります。
従業員家族は、もっと消費を抑えます。
景気はより悪化します。
中国の景気が悪化している影響を受け、輸出メーカーは生産調整を始めるでしょう。
生産調整を始めれば、真っ先にお辞めいただくのは派遣労働者です。
年内にこの兆候が現れると思います。
そして、戦力外の40代以上の正社員へ、希望退職や悪質な退職強要です。
それが始まれば、飲食やサービス業にも不況の流れが訪れます。
これと同じ状況がリーマンショックでした。
今「人件費高止まり?」と何となく感じていますし、論理的にはこれが私なりの根拠です。
誰が言ったか?誰が信じたのか?「オリンピックまで景気はもつ」説。
皆が言い始めると、まことしやかになりますよね。
ワタクシは当初から否定していましたが。
ワタクシの感覚では、2018年終了だったのですが、まだそれほどの兆候が出ていないということは、大不況到来はもう少し先になるかもしれません。
ワタクシは悲観論者の扱いのようです。
(自分ではそれほどとは思ってないんですが)
経営者は、前向きな悲観論者ぐらいがちょうどいいと思います。
ポジティブで、イケイケな経営者で中期的(3~5年)にでも上手くいってる人ってほぼいない。
「こうすれば上手くいく」
頭の中がポジティブ過ぎると、マーケットを冷静な視点で見る事が出来なくなってしまう。
「東京ちからめし」の大失敗を教訓にせず、スピード出店を進める「○○ステーキ」とか、街に溢れるタピオカ屋とか、危なっかしいですよ。
貴方の街に最近出来たお店(業種は何でもいいです)で、3年後に残ってるの何軒でしょうね?
って考えてみると、「前向きな悲観論者」も悪くないと思っていただけるかもしれませんね。
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