みなさんのおかげさまで!
しんらいライフサービス株式会社 寺﨑道弥です。
今日は定期清掃のお話です。
清掃業界、しかも職人の世界である定期清掃のお話になります。
きっと、マンション管理士さんやマンション・賃貸管理会社さんでこれから話す内容分かる方は稀でしょう。
今日の結論、「床清掃は施工頻度と作業工程の見極めが大事」という事です。
言ってること、何が何だかわからないですよね。
それでは解説していきましょう。
これはとある分譲マンションの廊下です。
年6回(隔月)も定期清掃を施工しているのに、なぜか黒ずんで汚いです。
わかりますか、黒っぽく汚れてるの?
(黒っぽく汚れているのは、雨にさらされてる箇所だからと思われます)
年6回も定期清掃入れてるのに、こんなに汚い結果ならお金もったいないですよ。
この分譲マンションの総戸数は30戸ほど。
一回当りの金額をこっそり教えてもらったら、2人で半日で終わらせないと利益が出ない計算でした。
ということは、このマンションの定期清掃は、一般的な「ポリッシャー+高圧洗浄」ではなくて、おそらく高圧洗浄のみだからだな、と私は察しがつきました。
高圧洗浄だけより、ポリッシャー+高圧洗浄の方がやはり綺麗になります。
ですが、もう一人作業員が必要です。
これをどうクリアしていくか?考えました。
このマンションの年間の定期清掃費は、1回当り34,000円×年6回で204,000円です。
年間の定期清掃費を上げずに品質を上げるには、回数を減らして一回当りの施工費を上げます。
1回当り51,000円×年4回で、年間予算は変わらず204,000円です。
(ちょっと値引きしてもらえる可能性あるかもね。)
1回当り51,000円あれば、3人で1日作業に入ることが出来ます。
そうすれば、一般的な定期清掃の作業工程である、ポリッシャー施工と
高圧洗浄が入れられるのです。
同じ予算か上手くいけば管理費下げててもらえて、品質上がるなら誰も文句は言いませんよね。
ここで必ずこう言う人がいます。
「定期清掃の回数減らしたら、品質落ちるんじゃないの?」
私の答えはこうです。
「業者が品質上げられるって言うのですから、一年だけ試しにやってみませんか?金額的にもノーリスクですし、もしダメだったら元通りにすればいいじゃないですか。」
私は、管理費の総額を下げる事ばかりに目が行きがちになっている管理組合にこう言います。
「既存の菅理仕様が適正か検証しないで、同仕様で値下げに踏み切るのと、業者に人数や時間を減らされて、実は品質低下に繋がる可能性がある」と。
既存に捉われていては、何事もダメですよ。
良い一日をお過ごしください!
今日の記事のイケてる度★★★★ 星4つです。
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