みなさんのおかげさまで!
しんらいライフサービス株式会社 寺﨑道弥です。
昨日の続編になってしまいますが、昨日の記事で使った「羊飼い経営者ってどんな意味ですか?」って早速聞かれました。
答え① 良く言えば社員に多くを任せた権限移譲型、悪く言えば放置。
答え② 「社員にあれこれ言わなくても、ちゃんと仕事するはず」という性善説に基づいた「しんらい」
答え③ 鍵は握っているが、他は社員に自由にやってもらった方が上手くいくと考える非管理型経営。
以上で、今日の記事終了します!
でなくて (笑)
会社経営を始めて、内でも外でも多くの管理型経営の矛盾に触れてきました。
内では、私が育った体育会系、縦型命令型を私が社長に成りたての頃推して失敗しました。
この業界の人達には、アレルギーがあったようです。
外では、伝統もありきちっとした仕組みがあるはずの大手企業の不祥事。
記憶に新しいところだと、データ改ざんの神戸製鋼、粉飾決算の東芝、低コスト生産の行きついた無資格検査の日産・スバル。
組織的、無自覚、常態化しているところが腐りすぎていて手に負えません。
そもそも、現社長なのか?前社長なのか?いったい誰が悪いのか?
大手企業や役所は、誰も個人保証しなくてもいいように、アメーバのように形を変えて分からなくしている仕組が見事です。
零細企業の社長なら、きっと個人資産も取られるよ。
おかしいな?学校も会社も管理すれば悪い事って起きないんじゃないの?
自衛隊、警察、銀行、学校、お役所… 超管理型で高い品格を求められている組織ほど、抑圧の反動からか、下劣な犯罪が多いのはなぜだろう?
これらが今、あらゆる分野で行き詰まりを見せている管理型経営の弊害。
新興の業績好調な会社は、自由な風土でイキイキしている傾向があります。
銀行は管理に菅理を重ね、銀行員はみんな奥歯にモノが挟まったような話しぶりをします。
人には「承認の欲求」というものがあります。
始めて会った人に、まずは自分の存在を認められたい。
自分は悪い事しません、ちゃんと仕事しますから認めて下さい、自分を信じて下さいってね。
私の人財採用は、「承認の欲求」を満たす、まずはここから始まります。
「私は貴方を信じていますし、いずれは当社の顔になって下さいね。私達はあなたの強みを見つけて伸ばして、より貴方が居心地のいい会社にしたいと考えていますから、コツコツ頑張って下さいね」って。
先輩社員に付けて一緒に動き始めると、あとは勝手に育っていきます。
その勝手に育っていく過程を見守りつつ、時折「最近どうよ?」ってフォロー入れるぐらいがちょうどいい。
慣れてきたら、ガンガン権限委譲して自信つけてもらいます。
独り立ちして考えるようになれば、会社への提案が出てきます。
その提案を会社をより良くしていくために、前向きに活かしていきたい。
管理型で指示待ち会社だったら、いつまでも仕事人としても人としても成長しません。
中小零細企業はスピード勝負ですから、3日もかけていちいち稟議なんてやってたら、成り立ちません。
これが非管理型経営。
非管理型経営へシフトし始めたら、社員の機嫌もより良いし、増収増益継続中なんです。
私が社員との距離を取れば取るほど、アレコレ言うのを止めるほど、社員も会社も勝手に成長していく。
もう、俺邪魔だから要らないね。 (笑)
責任取らせ屋としては必要だけど。
羊飼いって、柵のある大きな牧場に羊を放牧して自由に過ごさせます。
経営の最終責任は羊飼いの私、社員は自由に機嫌良く、そして現場判断を尊重することが「羊飼い経営」なのです。
現場やお客さんと日頃接している社員に任せた方が、会社は上手くいく。
信じて任せれば、社員はちゃんとやる。
これが当社の経営の肝なのかもしれません。
寒気が入ってきますが、暖かくして良い週末をお過ごしください!
今日の記事のイケてる度★★★★★ 星5つです。
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