「旅を止めたら、死んでも死に切れない!」
ホントの職業は「旅人」寺﨑道弥です。
東京生まれ、東京育ち、今は東京で会社経営する私が、日本のいい所をご紹介します。
土曜日に浜松から諏訪まで、天竜スーパー林道や中央構造線沿いを走る国道(酷道とも呼ばれる)152号線を走ってきました。
日帰りの行程約700㌔、1.5車線、すれ違いに気を使う単車線が多く、かなり疲れました。
実はこのルートは、ほぼ20年前に明治大学サイクリング部時代に走った思い出のルートなんです。
メインの目的地は、日本のチロルと昔から呼ばれている「下栗の里」です。
自宅を朝5時に出発し、新東名森掛川ICで降ります。
最初に寄ったのは、秋葉神社下社。
集落にポツリとある風情のある神社です。
秋葉神社は、火よけの神様なんだそうです。
オール舗装化された天竜スーパー林道をひたすら上り、次は上社へ。
すれ違い困難な狭い山道を上っていくと、突然現れる大きな鳥居です。
路線バスも無いですし、かなり来るの大変ですから、参拝者が片手もいませんでした。
鳥居、神殿、こんな遠い山頂にあるのに、立派な神社です。
冬場空気が澄んだ日は、本殿から太平洋まで見えるそうです。
水窪の街に下る途中の山住峠にある山住神社。
旅で訪れる神社では、道中の安全だけをお願いするのが私のスタンスなんです。
水窪へ下り、昼はソースカツ丼です。
ウスターソースがかかったご飯ってイマイチ好きじゃないんで、ソースカツ丼何度か食べたけど、やっぱり苦手だなあ。
これが、本日のハイライト「下栗の里」です。
こんな九十九折れに畑と家が張り付いていて、車のすれ違いは極めて困難です。
長い山道を上った先に突然現れる下栗集落も、やはり平家の落人の里なんでしょうか。
住む土地と農耕ができる場所を求めて、先人がたどり着いた先がここだったのでしょうか。
20年前に自転車で上った時に、「何でこんなところに集落があるんだ?」って、先人たちの凄さを感じた事を強烈に覚えています。
「下栗の里」も20年前よりも空き家が増えたけど、SNSの影響でしょうか?反比例して観光客は増えました。
この通り、崖に集落が張り付いてます。
ネットやSNSなんて無かった時代に、下栗からしらびそ峠に向かうルートを開拓していた、ウチのクラブって凄いよね。
しらびそ峠まできたものの、また新東名に引き返すのも嫌なので、北上して中央道で帰京するルートを選びます。
そのまま北上すると、「ゼロ磁場」パワースポットで有名な分杭峠を通ります。
ここも何も無かった記憶ですが、観光地化されて「協力金300円」なるものの徴収を始めたようです。
私が行ったのは18時を過ぎていたので、無人でラッキーでしたが。
磁場水とか、ゼロ磁場の宿とか、関連商売がかなり増えてるようでした。
パワースポットは、ワタクシ別に興味ありません。
風が心地いい場所ですが、気なんて一切感じないワタクシです(笑)
その後、杖突峠を越えて諏訪ICから帰りました。
5時出発23時前に帰宅、総距離約700㌔。
さすがのワタクシも疲れました。
このルートは、そこそこのドライビングテクニックが必要ですし、単車線でのすれ違いに自信の無い方にはオススメできません。
良い一週間をお過ごし下さい!
今回の旅ののイケてる度 ★★★ 星3つです。