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しんらいライフサービス株式会社 寺﨑道弥です。
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10年以上前の話ですが、当社に来る前にお世話になっていた会社で、業界大手の某ワックスメーカー研究所のワックス剝離清掃をしたことがあります。
数千㎡を昼夜問わず、お盆休みに24時間体制の3日間で4~5人で施工するんです。
あり得ない人数しかいませんでしから、結果的に24時間体制とらざるを得ませんでした。
家に帰ってる時間すらもったいないから、数日間の泊まりで。
泊まりって言ったって、ビジネスホテルに泊まるとか、仮眠室泊まるわけじゃありません。
床か畳にそのまま転がるだけ (笑)
ご飯とトイレ以外は、ひたすら作業。
「もうしんどい、無理」ってなると、そのまま床に転がって、落ちるように寝ます。
そして、目が覚めたら「あっ、オレやらなきゃ」って、すぐに作業。
それを昼夜交代交代でやっていくんです。
元気なヤツ、生きてるヤツが頑張って、作業を引っ張っていくって感じでした。
お盆時の作業でしたから、みんな凄ーく汗臭くなるわけです。
剝離剤が臭いんだか汗が臭いんだか、もうわからなくなっちゃうぐらい (笑)
身体は鉛のように重くなるし、モップ掛けてワックスを何十時間も塗り続けていくと、手は腱鞘炎になり、半年以上右手に痺れが残りました。
業務上労災?? (笑)
そんな体制下で施工せざるを得ませんでしたから、仕上がりも当然良くない訳です。
メーカー側から厳しい指摘が入り、何度か手直しに行くことになります。
ワックスメーカーが発注者でしたから、その指摘のレベルもとにかく厳しかったです。
剝離残し、トイレのステンレス巾木に付いたワックス、塗りムラ、数十箇所あったと記憶しています。
通常の定期清掃後も、そこの研究所の日常清掃担当の方に「汚い」って叱られ。
(日常清掃の方も、そんな客先でしたからスーパー職人でした。)
私としては、もう思い出したくない仕事なんです。
当時は、そんな経験を「させられた」と思っていたけれど、今となっては自分にとって大きなプラスの経験になっています。
ワックスメーカーの求める最上級の清掃品質と作業方法を知ることが出来ましたし、作業前の段取りで8割決まることを身体で覚えさせられましたから。
3日間24時間体制で休みなく作業させ、みんなが腱鞘炎になるレベルまで働かせたんですから、今となればその会社は大問題ですよね。
でもね、そういう厳しい環境下だからわかった、学べたことがありました。
もし、その当時に戻ることができたら、もう一度やってみたいです。
もうちょっと段取り良く、工夫してね。
厳しい仕事は人を鍛えますし、その先の何かを学べる気がするから。
当社では、そんな仕事は絶対させませんけどね。
でもね、それをやったから見える世界ってあるのよ。
職務経歴って、経験年数より中身の濃さがホントは大事なんだよ。
今でもお盆になると、あの剝離剤と汗の入り混じった臭いを思い出します。
良い一週間を!
今日の記事のイケてる度 ★★★★ 星4つですっ