みなさんのおかげさまで!
しんらいライフサービス株式会社 寺﨑道弥です。
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ついに12月です。
40を過ぎたおっさんは、諸先輩方から「年取ると1年が早く感じるよ~」と聞かされてきましたが、その実感を感じています。
さて、10月1日に各都道府県の最低賃金が改定されました。
最低賃金は「最低賃金法」という法律により、守ることが義務付けられています。
東京都は932円になりました。
官製値上げですから、私達は経営努力で何とかする事も、抵抗もできません。
実質賃金を上げていこうという方針には個人としては賛同しますが、企業経営者としてはかなりキツいです。
経営努力とは関係なく値上げさせられ、減益となりますから。
そのしわ寄せは、最後は社員従業員の賃金へ向かいます。
(もちろん、それを阻止すべく経営中ですが)
私が当社に入った平成15年は、世田谷区のマンションの管理人さんが850円で集まった時代でした。
それを厚生労働省が「932円以上にしなさい」と言っているのですから、時間当たりの賃金を82円強制値上げしなければならないんです。
当然そのしわ寄せは、実質賃金が上がらないエンドユーザーに向かいます。
マンション管理業は、マンション管理組合は発注主になりますから、年1回の定期総会の時ぐらいしか、なかなか値上げ決議はしていただけません。
マンション管理組合は、概ね安さを求めますので、管理会社が「値上げして下さい!」って言った途端に他社を探します。
ですから、管理会社は下請け会社をギリギリまで叩き、発注の総量で赤字物件も引き受けさせます。
(元請管理会社のおかげで、激安で管理してもらえているマンションが現にあります。)
しかし、官製値上げとなると、もう手に負えませんので、元請け管理会社に値上げのお願いをしています。
現状を価格を維持するには、
①違法状態で従業員を雇う。
②管理組合にバレないように、管理仕様を守らず勤務時間を短縮する。
こういった違法行為、契約違反しかありません。
こう言っている間にも、日々垂れ流されていく赤字を他の黒字物件で補填しているのです。
企業体力が無くなったら、終了となります。
どうか、ご理解いただきたいと思います。
※参考 東京都最低賃金の変遷
http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0143/0826/2016989544.pdf
今年のフィナーレ、12月も元気に!
今日の記事のイケてる度 ★★★ 星3つですっ