あらゆる色のコントラスト

 

平井堅「楽園」の歌詞で描かれている楽園のイメージはリスナーの期待を少し外してある。初聴では違和感を覚えた人も多いと思う。

 

いわゆるトロピカルな園のような楽園ではなくて、心象風景として、色褪せようとも失われることのない楽園。それは心の中にあるコントラストの原色。

 

MVの印象から退廃的でセピアなイメージを描きながらも、本質として秘めているのは原色の赤。静寂と熱。

 

この世界は両極で成り立っている。

ありきたりの上っ面だけを描くなら、平坦な日常が描かれてしまう。

 

 

メジャーとマイナーのコントラスト

 

悲しい歌を明るさのあるメジャーキーの旋律で歌うとより切なさが胸にくる。

楽しい歌をダークテイストなマイナーキーで歌うと強さが胸にくる。

 

白だから白、黒だから黒としてしまうと、物事は味気ない。

 

どうしようもない人だと思っていた人の内側にある人情味・本来の誠実さを知ったとき、人生の深みを感じられることがある。その逆も然り。

 

たとえば「光」というタイトルで、ただ「光ある場所で生きましょう」という物語では押し付けになってしまうこともある。

闇から立ち上がろうとする懸命な姿があることで光を描き出すこともできる。

 

たとえば「嘆き」というタイトルで書くとするならば、単に嘆くだけの歌ではなくて、嘆きを超えて、悲しみを超えて、仲間として、ヒューマンとして生きる喜びを歌う。

 

両極を描く。

 

両極の世界の中庸をさとりを求めて生きるヒューマン。

 

人生は深ければ深いほどに面白い。

 

美しい歌にはコントラストがあり、

ヒューマンな体温と天の輝きが両極として描かれている。

 

そんな歌をこれからも書いていきたい。

 

 

 

Makoto ATOZI


 

ソングライティングセラピー作詞教室 ご案内音声動画

 

 

作詞家 Makoto ATOZI プロフィール

平井堅「楽園」より作詞家としてのキャリアをスタート。以後、ジャンルの枠を超えて様々なアーティストの音楽制作、レコーディングに参加。
現在は歌を書く喜びを伝えたいという志から、ソングライティングセラピー作詞教室を主宰。
今後は作詞だけではなく、詩人として、旅人として、真理探究家として、世の中に価値あるものを提供できるようにと精進中。
近々の目標としては、しっかりと自分の経済基盤を立て直し、インド・リシケシへ旅してアシュラムに滞在し詩集を出版したい。
日本全国へ詩を届ける旅をしたい。

 

歌詞提供アーティスト

歌詞提供アーティスト
男性アーティスト 50音順

嵐 / 今井翼 / 岩田光央 / おれパラ(小野大輔 鈴木健一 森久保祥太郎 寺島拓篤) / 宇都宮隆 / ESCOLTA / 笠原涼二 / KAT-TUN / 神谷浩史 / Coming Century / GYM(山下智久) / ジャニーズJr / Skys The Limit / Silky Voice / Sexy Zone / タッキー&翼 / TRIPLANE / CHILD HOOD / 20th Century / NEWS / 畠中祐 / PaniCrew / 平井堅 / V6 / 藤木直人 / 前川清 / 光永亮太 / Lead

 

女性アーティスト

新井裕子 / 石川さゆり / 石嶺聡子 / 上原奈美 / 片瀬那奈 / 上白石萌音 / SATOMi / The Girls with Sifow / SANA / Shifo / 島谷ひとみ / シュークフラッシュ / Z-1(当時 上戸彩所属) / 中島由紀江 / 中野めぐみ / 中原小麦 / 中村美律子 / nami(玉置成実) / 平田志穂子 / BENI(安良城紅) / Boogaloob、 / majiko / MINAKO(米米CLUB) / mirai

 

今日の一言

黒感情を鎮めて、愛していますと世界に伝えましょう。


すべての黒感情を「ありがとう」と「愛しています」に向けてみよう。

人間は誰だって、いい人でありたいと思っている。

自分はいい人なのだと思っていたい。

だけど、多かれ少なかれ、誰だって重暗い感情を抱えてしまうことはある。

そんなときは、脳の自動思考を全て遮断して、思考を切り捨て、

「ありがとう」「愛しています」という言葉で思考に返してあげましょう。

思考はきっと返されてきた言葉にびっくりします。

自動思考の全てが「ありがとう。愛しています。」になるまでコントラストは太陽の輝く青空のようなイメージで。

梅雨の日々とのコントラスト。

浮かない日があるから、ウキウキすることがあれば本当に嬉しくなる。

ありがとう。

愛しています。

 

 

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