心法書道の慧竹です。

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骨董市やフリマに行くと、つい探してしまうのが書道具。思いがけずいいものに出会うことがあります。先日は、古い半紙が積んであったので迷わずGET。

 

ほとんど銘柄のわからない紙が何種類か混じっていたので、同じ紙だと思われるものを束にしていくと、12種類ほどに分類されました。そのうち仮名用と思われるものが3種。

漢字用と思われる残り9種を書き比べてみました。

 

 

 

懐素の草書千字文には、どれがしっくりくるのか、いつもと同じ筆、同じ墨で書き比べ。

3番と7番は機械漉き、それ以外は手漉きだと思われます。

 

墨の入り、滲みやかすれ出具合、筆の食い込み、滑り感、筆先の開閉、転折や収筆での筆先の戻りなどなど、書き心地のポイントとその結果生まれる表現力において、第一位は・・・。

 

最後の9番かなー。

 

古紙は魅力的です。最高の書き心地の紙で日々練習出来たらどんなに気分がいいだろう、でもそんな贅沢はできません。そもそも紙はとっても貴重。最低2回は書いて、最後はてんぷらの油とりに(笑)

 

紙って面白い、古紙探しやめられません。