心法書道の慧竹です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

近年、脳活とか、脳トレとかという言葉をよく目にするし、耳にします。

日経新聞の「脳活超ムズ間違いさがし」ご存知ですか?

間違いは9つあるのですが、なかなか難しい。よく主人と競っています(笑)

 

日経脳活クイズ 2021年12月27日版

 

脳活・・・、まてよ、いつもやってるじゃないか。

臨書という行為は、左の手本を右に自分で再現する。間違い探しなんてもんじゃありません。留学中、書道がいかに人体にとって有益か、師からこんこんと教えられました。

目で見た情報を自分が再現する、そのために一体どれだけの細胞が働き、脳から電気信号が発信されるのか。

 

硬筆、つまり鉛筆やペンでの臨書でも、手本と全く同じように書くことは難しいのですが、さらに毛筆だとその難易度ははるかにUPします。

 

今はパソコンや携帯を開けば、簡単に動画が見られます。有名な書家の筆遣いも無料で見られる時代、なんと便利でありがたいことか、と思います。

 

しかし、昔はそうではなかった。偉い先生に目の前で手本を書いてもらうなんて、そうそうなかった、無料でなんてあり得なかった。みんな手探りで格闘したはずなんです。

 

でも、きっとそれが良かったのではないかと思います。その線の書き方はこうですよ、と書いて見せて、その通り書くのももちろん難しいですが、どうすれば手本通りの線になるのか、あれこれ模索することで脳は活発に動きます。わからないなりに悪戦苦闘する、それで同じように書けたときの充実感、「よっしゃ!」と思わず声にしてしまいます(笑)

 

毛筆での臨書は、認知機能向上に有効です。

脳にいいことやりたい方、超絶脳活の臨書、声を大にしておすすめします。