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今日の盛岡市は大雨でしたが、そんな中でも会場に足を運んでくださるお客様がいて、とてもありがたい気持ちになりました。花巻市からご友人を連れて来てくださった方、バレエ教室の真美先生、偶然立ち寄った方はお父様の一周忌とのことで、クジラに描き込んだり、1人静かにクジラの前で涙されていた方、画材のことを詳しく聞かれてた方、お孫さんを連れてきて下った公会堂の清掃係の方・・。
できるだけ鑑賞の邪魔にならないように努めながら、作品のことを説明したり、お話を伺っていまして、より、盛岡のこと、岩手のことが知れることが嬉しく思います。

今日は少し体調が悪く、早めに帰宅し近所の整体に行った後、ソファーでウトウトしていました。滞在中泊まらせていただいている事務所は、カセットテープ対応のラジオしかありません(笑)。ふと目を覚ました時に、付けっ放しにしていたラジオからメンデルスゾーンの曲が流れてきました。メンデルスゾーンは奇しくも僕と同じ歳に亡くなったそうです。その駆け抜けた音楽家人生と、軽やかで明るいメロディ、そんな中でも哀愁を感じさせる無言歌曲。
体調も思わしくない中での、ふとした奇跡的なメロディに、映画「ショーシャンクの空に」で、刑務所に突然流れるフィガロの結婚を思い出した。(事務所が刑務所ってわけではありませんが笑)。
音楽は美しい。芸術は素晴らしい。先人たちが残した確かな真実。芸術。僕も、微小な存在ですが、芸術に携わる人間として、この岩手の5年間を、そしてその歴史や暮らしを芸術で表現していきたいなと思いました。