なんか久しくこういう文章を書いていないので(毎度言ってる)、また勝手を忘れてしまっていますが気にせずやっていきましょう。


前回更新まではわかばメインのシノさんだったような気がしますが、現在はどこで道を誤ったかラクト使いに転向してやっております。最近は別ゲーに浮気もしておりますが、やっぱりやっている以上は少しでも強くなりたいわけですよ。ええ。


前回は確か対面力不足に悩む自分へのトラブルシューティングみたいな記事を書いていましたが、読み返してみても文字ばっかで読みづらい文章でした。それでも構わんよという方は前回の記事の色付きのところだけでも目を通してもらえるとありがたいです。


それでだ。


どっかの記事に載せたかもしれませんが、私シノさんは「上手くなるということは、できなかったことをできるようにしていく作業の積み重ね」という、深そうでちっとも深くない、あったりまえのことを信条に生きてきているので、今回は改めて自分に何が足りていないのかということを整理する意味でも、画面に映る情報から何を読み取れるのか?というところに焦点を当てて文字に起こしてみようかと思います。


私くらいの初〜中級者(本人は全ルールXP2100行かなくて号泣中)がステップアップするために大変重要な要素をまとめたものになっている(はず)なので、伸び悩みつつあるな〜と感じる方はこれを読んで、一緒に強くなりましょう。上級者の方は反論とか添削がありましたらコメントなりいただければ嬉しいです。でもワタクシ現代人なので反論の方は少なめでお願いします。今回は試合中の画面から読み取れること、特にマップではない通常の画面から得られる情報について整理していきたいと思います。




試合時間の9割以上はこの画面を見ながらプレイしている訳ですが、目視で敵やオブジェクトを確認する以外でも、大量の情報を得ることができます。試合中はあらゆるところで撃ち合いや爆発が起こりまくっており、初心者は慣れるまでどこで何が起こってるかまるでわからないと思います。ですが、事態は中学生たちのバレンタインデーを想像するとわかりやすいでしょう。誰と誰が好き同士か、誰と誰がライバルか、どうやって渡したい人にチョコを渡していくかという駆け引き、そして最後は本命のエリア先輩、ホコ先輩、ヤグラ先輩をオトしてノックアウトするという、見れば見るほどバレンタインの攻防に見えてきます。アサリは本命を集めて投げるという行為が非常によろしくないのでノーカンです。



詳しい中身を説明する前に前提としたいことがありまして、それは「情報収集は有利にカウントを進めるために行う」ということです。可能な限り有利な状況を維持し続け、また不利な状況を可能な限り早く打開するために、まずは人数有利を作る=こちらは倒されずに敵を倒す必要があります。当然敵も同じことを考えているのでヘタに動くと簡単にやられますし、その分味方が不利を背負います。リスクリターンがどうのとか細かい話は私の知識的にもできないのでここではしませんが、ガチルールはほぼ共通でまず人数有利を作る→有利ポジションを抑える→カウントを進めるという流れ以外では勝てないようになっています。


スプラに限らずこういうシューティングゲームでは情報をより多く取った方が有利に決まってますし、バレンタインでも誰が誰を狙っているかとか、誰がチョコ作りうまいか知っているのと知らないのとでは面白さが天地の差ですよね。そんなわけでスプラは情報戦の側面もあり、「安全かつ確実にキルを積み重ね、カウントを進めた方が勝つ」という基本事項は必ず抑えていきたいですね


前置きが長くなりましたが、改めて戦闘中の画面を見てわかることや抑えておきたいポイントを解説していきたいと思います。長くて読む気無くした人は、最後にまとめておくんで斜め読みしながらでも読み進めてもらえると嬉しいです。


イカランプ
 

正直この話以外することないくらい重要。3秒に1回は見たいね(真顔)。



イカランプとは何かということを改めて説明しますと、画面上部に並ぶ、味方と敵のブキを表示しているアレのことです。ここから得られる要素は以下の3つです。


1.味方、敵の使用ブキ

2.味方、敵の人数

3.味方、敵のスペシャルが溜まっているか


この3つですね。特に最後、3を意識できているかどうかはかなり変わります。とりあえず順番に解説していきます。


まずブキについてですが、これは試合が始まった瞬間に見えるので確認している人も多いと思います。これとマップでのギア確認を合わせることで、「初動でクアッドは突っ込んでくるな」とか、「リッターはペナ積んでるから特に警戒しないと」とか試合が始まる前でも色々なことが考えられます。


またサーモンランのブキランダムでもそうですが、チームにいるブキや相手のブキとの射程差や相性を見て、自分が特に意識しなければいけない役割を把握しておくとベストです。例えば味方に自分以外ボム持ちがおらず相手にチャージャーがいる場合、高台へのボム牽制を意識したり、自分の塗り性能が他より強いと思ったら特に塗りを意識する、といったような柔軟な対応ができるとベストです。と同時に、ホコやヤグラのルール関与で特に顕著ですが「自分の役割はこれ!」と決めつけず、臨機応変に対処していきましょう。 たくさん場数を踏んで、より広い視点でステージを見れるようになれるといいですね。


場数の話が出たので付け加えですが、いろんなブキの特性を理解することで、最初のブキの編成を見て勝ちパターンを見出せるようになれば一人前です。なかなかそこまで行くのには経験が必要ですが、千里の道も一歩から。いっぱい試合しましょう。今後マップの見方編を出したときにでも、編成から読み取れることをより詳しくまとめる予定ですのでお楽しみに。



ふたつ目は人数についてです。先述の通りスプラは人数有利を作って押したり引いたりするゲームなので、味方が何人残っているか、敵は何人残っているかを把握するのは超超重要事項です。ここは正直チラ見程度で把握できますし、味方のキルやデスのマーク、「やられた!」も入力されていれば画面上に表示されるので、しっかり見て判断したいです。


また人数有利ができたら、単純に前へ出たり連キルを狙う派手な立ち回りをするより、まずはエリアを取ったりヤグラを進めたりなど、硬派なルール関与をすることで勝率は上がります。スプラトゥーンはその辺うまくできていて、「単純に敵を多く倒した方が勝ち」ということにはならないルール作りがされています。サーモンランもオオモノを倒すのは金シャケを納品するためで、バレンタインにチョコを作るのは渡すためですよね。前でキルだけ取って爆死し、まったくルール関与しないのは、前日にチョコ作って当日冷蔵庫に忘れてくるようなもんですし、渡された側で言えばチョコを食べたいがあまり、包み紙に書かれた手紙に気づかず破り捨てちゃうようなもんです。あまりに愚かなので気をつけましょう。


そして最後、スペシャルの状況についてですが、これが見えているかどうかだけでもある程度敵の位置が推測できたりします。早い話、例えばエナスタは味方が一番取りやすい位置に置くのがセオリーですし、ウルショ、カニは見通しの効く高所や開けたところからブチ込むのが最も効果的です。これを逆手に取り、エナスタの溜まった相手が前に出てくるのを警戒したり、スシやシャプマなんかがスペシャル溜めて前に出てくるところを潜伏で仕留める、みたいな立ち回りができます。仕留められないまでも、相手のスペシャルが溜まっているかどうか把握し、警戒をしておくだけでも被弾率は大きく下がります。備えあれば憂いなしというやつですね。バレンタインでも全く関係なかった人からもらうチョコほど心臓に悪いものはありませんし。


スペシャルの溜まっている相手を倒す、いわゆる抱え落ちというやつですが、相手の打開を大幅に遅らせることができ、決まれば最高のアドバンテージとなるので意識して狙ってみましょう。もちろん先述の通り、潜伏に固執し続けると本来の目的を忘れてしまい、「団子どっこいしょ」の小僧さん状態になるので気をつけましょう。気になる人は調べてみてね。


また上位帯になればなるほど、味方とスペシャルを合わせて使い、より効果的に敵の数を減らしたりラインを下げさせたりするのが重要になってくるので、味方のスペシャルの状況もここから見れると大変良いと思います。特に打開の場面ではスペシャルをしっかり溜め、味方と合わせて使うことが重要です。


こんなところでしょうか。本来はバトル画面から読み取れることを書くつもりでしたが、結局イカランプの話で終わっちゃいました。ただイカランプは試合の状況やルールに関わらず常に画面の上方を陣取っている存在なので、ここだけでも抑えられれば全ルールの勝率アップにつながると思います。そしてたったいまタイトルをイカランプ関連っぽいものに書き直しました。序盤画面の見方がどうのとか言ってたのは忘れてください。


とにかく試合中にイカランプを確認することは大変に重要です。慣れてない人は次のステップで慣れていくのがいいかと思います。


1.試合開始時に敵の編成(マップでのギア確認も合わせて)を確認し、要注意ブキ&立ち回りの方針をチェック


2.打開か抑えの時に人数を確認し、攻めるか引くかを判断する


3.味方と敵のスペシャルを確認し、警戒しつつ味方とスペシャルを合わせることを意識


試合中にチラチライカランプを見るのも慣れないうちは勇気がいりますし、目の前のことで精一杯になってしまうとなかなか大変です。しかしマップのように画面が見えなくなってしまう訳ではないので、「ワンアクションにつき一回確認」を合言葉にイカランプの確認を習慣づけていきましょう。


今回は以上です。次回をお楽しみに。