先週の土曜日は、

「スジャータめいらく」が主催する

百寿会に招待され、

「認知症予防」について講演しました。

 

 

 

「スジャータめいらく」は、

百寿会に入会した人に無料で

ニンニク油(アホエン)を配るという

社会貢献活動を

先代の社長の時から行っており、

私も大変お世話になっている企業です。

 

 

そこで、講演の中で

ニンニク油についてもふれたので、

その部分を抜粋して以下にのべます。

 

「ニンニク油の作り方をまずのべます。

 

すりおろしにんにく(3片)を

2時間室温で放置し、

それをエクストラバージンオリーブ油

150ccに入れ室温で放置し、

5日後にこすことで

ニンニク油ができあがります。

 

アホエンという有効成分を含む

ニンニク油は、保存性に優れていて

(室温で一か月以上もちます)、

かつ取り扱いが容易です。

 

その生理機能には、

血小板凝集抑制作用

(血がさらさらになる)、

微小循環の改善作用、抗菌作用、

抗腫瘍作用があります。

 

血流が改善することが、

認知症の予防、改善に役立ちます。

 

 

ニンニク油の認知症予防効果に関して

述べます。

 

人間の脳内では、

多くの神経細胞がネットワークを作り、

さまざまな神経伝達物質によって

膨大な情報を伝え活動しています。

 

その神経伝達物質の中でも、

「アセチルコリン」は

最も重要なもののひとつです。

 

アルツハイマー病で亡くなった方の

脳を調べたところ、

このアセチルコリンが

少なくなっているのが

明らかになりました。

 

アセチルコリンは、

アセチルコリンエステラーゼよって

分解されることで、

その機能が低下します。

 

しかし、ニンニク油に含まれるアホエンは

このアセチルコリンエステラーゼの働きを

阻害する効果があるのです。

 

つまり、ニンニク油を摂取することで、

アセチルコリンが増えることにより、

脳の中で情報の伝達が

スムーズに行われるようになり、

認知症予防に効果があるのです。

 

さらに、脳の組織や細胞は、

毛細血管から酸素や糖を受け取り

活動しています。

 

ニンニク油には、

毛細血管の血流や

微小な血液循環を良くする

作用があるため、

ニンニク油を摂取することで

脳の神経活動が活発化し、

記憶力アップにもつながるのです。

 

 

では、アホエンはどのような病気に

効果があるのでしょうか?

 

以下のように様々な病気に

予防、改善効果が認められています。

 

認知症、物忘れ、脳卒中、癌、高血圧、

胃潰瘍、脂質異常症、痛風、風邪等、

生活習慣病や感染症に

効果があった実績があります。

 

多くのスーパーフードが世にでていますが、

これほど安価で効果のある

スーパーフードを私は知りません。

 

そのため、まず最初に

私が患者さんにおすすめする

スーパーフードが

ニンニク油になります。」

 

 

ニンニク油に関して

私は何冊か本を出版しているので

ご興味のある方は

ご参照していただければ幸いです。

 

 

この講演会の最後に、

帯津三敬病院名誉院長で

日本ホリスティック医学協会名誉会長の

帯津良一先生がご講演をしました。

 

帯津先生は88歳になられますが、

ご高齢にもかかわらず博覧強記で、

全く原稿もみずに1時間話したのには

大変感銘を受けました。

 

以下にその中で印象に残った話を

のべます。

 

〇旅情(人生を旅だとすると)の

根底にあるのは生きるかなしみ。

 

自らのかなしみを慈しみ、

他人のかなしみを敬って

寄り添いあうことによって、

両者の一体感が生まれる。

 

医療本来のぬくもりの根源は

ここにある。

 

〇養生とは生命を正しく養うこと。

日々生命のエネルギーを高めながら、

死ぬ日を最高に、その勢いを駆って

死後の世界に突入するのが攻めの養生。

 

医療者たる者、自ら実践して患者さんに

範を垂れなければならない。

 

〇生と死の統合は

ホリスティック医学の究極で、

攻めの養生の途次に

立ちはだかる難関である。

 

生きながらにして

この難関を乗り越えて、

いつでも死ねるの境地に至れば、

患者さんには安心立命の境地が訪れる。

 

〇人生の幸せとは、

生老病死をつらぬいて

人間としての尊厳を全うすることである。

 

治したり癒したりは

そのための方便であって、

医療の本義ではない。

 

尊厳を引き裂くような治療法は、

いずれは消え去る運命にある。

 

 

帯津先生と私には

何個か共通点があります。

 

補完代替医療に取り組んでいるのも

そのひとつですが、

それ以外に、若いころ空手を

やっていたこと、

同じ大学、同じ病院の

先輩であることなどがあります。

 

今回一番共通点を感じたのは、

貝原益軒の養生訓の中の一節

「酒は天の美禄なり」を毎日実行していて、

末期がんの患者さんにも

お酒を勧めているとのことで、

大変親近感を感じました。

 

 

 

そして日曜日は、2024年上半期の

第2回S-BRAINベーシックコースを

開催しました。

 

 

多くの受講者に自分の脳テストの結果を

発表していただきましたが、

半年間篠浦塾で勉強して

脳の使い方が劇的に

よくなっている人がいて、

非常に心強く思いました。

 

この方は、篠浦塾健康指導師を目指して

今後篠浦塾で学んで、

周りの人を健康にしたいという決意を

表明しております。

 

 

 

そして、月曜日は、

日本産業退職者協会の招待で

「認知症の予防と改善」について

講演をしました。

 

紙面の都合でここで終わりますが、

90名以上の人々に出席していただき、

活気のあるいい会になったことを、

参加した皆様に感謝したいと思います。

 

 

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