天河大辨財天社 | あき&みっちゃんの好きなことを好きなように好きなだけ

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新地亜紀の同居人みっちゃんです。


いつもご訪問ありがとうございます。

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8月13日。
奈良県吉野郡天川村にある、
天河大辨財天社に行ってきました。

亜紀ちゃんのお仕事に同行、
とは言っても、私には単なる観光です(笑)



私は小さい頃、家族と一緒に、
亜紀ちゃんは、自動車の免許を取った後、
友人に連れてきてもらったことがあるので、
二人とも、二度目の参拝となります。



現地に着くと、二人とも、
記憶とは違った印象を受けました。

「前に来た時は、駐車場からすぐに本殿じゃなかった?」
「そうそう。本殿も平地に建ってたような?
 (あれ? 石段を上った記憶もあるかな?) 」

何せ、何十年も前の記憶です。
かなりのうろ覚えでしたが、
平成元年位に改築したそうなので、
様子が違っているのもうなづけます。



2011年9月の台風12号がもたらした
大雨の影響で、各地でせき止め湖が発生、
川の氾濫、土砂災害による多数の死者、
那智大社の本殿の一部が埋もれるなど、
紀伊半島を襲った甚大な被害は、
まだ記憶に新しい出来事だと思います。

この時、天河大辨財天社のある坪内地区も、
全世帯の90%が浸水被害に遭い、
神社も、石段の上にある本殿を除いて、
人の背丈ほどの浸水。
避難場所である筈の中学校までも、
二階部分まで水没、職員宿舎が、
グラウンドの土台ごと流されたのだそうです。



私たちが訪れた日も、数日前に通過した
台風の影響で、土砂災害の懸念が
出ていたらしく、
サイレンが鳴ったら、
直ちに避難して下さい。
といった旨の看板が出ていました。

でも、訪れた日は、幸いにも晴天で、
綺麗な青空に恵まれました。
8時過ぎには到着したので、
山の空気は清々しく、
とても涼しく、快適に過ごせました。



境内に入ったら、まず手水舎でお清めです。
池の中央から、波紋を広げ、
ポコポコと湧き出る水を横目に、
龍の口から噴き出す水を柄杓にすくいます。

手水舎の水は、大概そんなに
勢いの良いものではないのですが、
こちらの手水舎は、ジェット水流
と称されている方もいるほど、
勢いがありました。
上手くすくわないと、
あらぬ方向に弾いてしまいそうです。



お清めを済ませると、
次は本殿にお参りです。

石段を上ると、朝8時の割に境内は
結構な人出なのに、本殿には私達だけ。



まずは、お賽銭を入れ、鈴を鳴らします。
でも、こちらの鈴は、前後には振らず、
鈴を動かさないように、
鈴の緒 (鈴を鳴らす紐) だけを円を描くように
回します。



この鈴は、
「五十鈴ーいすずー」と言って、
「生魂ーいくむすびー」
「足魂ーたるむすびー」
「玉留魂ーたまずめむすびー」
 公式HPにはーたまめむすびーとあり。
という「肉体・精神・魂」
或いは、「天・地・人」なる
三位一体の調和状態をあらしているのだそうで、
 公式HPには、みむすびという、
 三つの魂の状態とあり。

清流のような妙なる響きにより、
心身共に深く清められ、
魂が調和され、本来あるべき姿に戻り、
新たな活力が湧いてくるのだそうです。



天照大御神が、天岩戸にお隠れになった時、
天宇受売命ーあめのうずめのみことーが、
ちまきの矛を持って舞ったそうなのですが、
ちまきの矛に付いていた「神代鈴」という
神器と同様のものとされ、
天河大辨財天社の神宝となっているそうです。



シュルシュルというか、シャラシャラというか、
不思議な音を立てながら鈴を鳴らし、
誰もいないことをこれ幸いと、
亜紀ちゃんが祝詞を奏上します。

反響が綺麗に響く本殿で、
祝詞の奏上も終わり、静かな空気を堪能していると、
家族連れや、団体さんが、一気に登ってきました。



神社に行くと、たまにですが、
まるで、人払いしてくれているかのような
タイミングで、祝詞を奏上出来る時があります。
今回も本当にラッキーでした。



本殿が、沢山の人で一杯になってきたので、
本殿を後にし、境内を散策しました。

丁度、太陽が山から顔を出し始め、
石灯籠や、木々の隙間から
光が差し込み始めたので、
面白がって写真を撮りまくりました。



今回のお気に入りはこちら。
石なのに、まるで剣のように見えました。



天河大辨財天社の御祭神は、
●市杵島姫命ーいちきしまひめのみことー
●熊野坐大神ーくまのにいますおおかみー
 熊野三山、三社の総称
●吉野坐大神ーよしのにいますおおかみー
 金剛蔵王権現|ーこんごうざおうごんげんー
●南朝四代天皇の御霊
●神代天之御中主より百柱の神



市杵島姫命は、本地垂迹の弁財天としても
信仰が篤いのですが、
弁財天は、ヒンドゥー教のサラスヴァティーが、
仏教に取り込まれた際の呼び名で、
元々は、聖なるサラスヴァティー川の化身でした。
インドでは、水と豊穣、
学問と知の女神でしたが、
水のせせらぎの如く、
すらすらとした弁舌や、
妙なる音色から、音楽、芸能の神様として、
日本では信仰されています。
後に、七福神の一柱に加わり、
財運の神様としても信仰されていますね。



天河大辨財天社の草創は、飛鳥時代。
天武天皇と、役行者が、
弥山ーみせんーの鎮守として、
伊勢神宮内宮の荒祭宮に祀られていた
瀬織津姫を勧請して祀ったのだそうです。



瀬織津姫も、水神であり、祓戸大神の一人で、
瀬織津姫を弁財天として信仰している地域も
あるようです。

余談ですが、『ホツマツタエ』では、
瀬織津姫は、天照大御神の妃神とされています。



女神の天照大御神に妃? というのは、
また後日語るとして、
日輪弁財天という秘仏も祀られているようで、
水の神と、太陽の神が合体したかのような
仏像が、神社に祀られ続けているというのも
面白いです。

弘法大師(空海)が、高野山の開山に先立ち、
天河大辨財天社で、修行されたそうなので、
修験道、神道、仏教に縁の深い
天河大辨財天社ならでは。なのでしょうか。



行くべき時期ではない、
神様に選ばれていない人は、
辿り着けないと言われている
天河大辨財天社。

次回行くときも、迷わず、
すんなり行けますように。 



 

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