いつもご訪問ありがとうございます。
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桜の季節も終わり、新緑の季節がやってきましたね。
これからは、赤ちゃんの手のひらのような、
小さく柔らかな青紅葉が、行く先々で目を楽しませてくれるでしょう。
今回からの過去ログは、２００５年のゴールデンウィークに訪れた
熊野です。
それ以前にも、熊野三山は廻っていたのですが、
２００５年は、日帰りだったので、熊野速玉大社と、熊野那智大社には
参りませんでした。
亜紀ちゃんが書いてくれたエントリです。
駐車場に車を停めて鳥居の前に立つと、
八咫烏の幟が我々を迎えてくれた。
鳥居をくぐり、緑濃くなった杉木立の中の石段を進むと、
途中左手に祓戸神社がある。
ここで身の穢れを祓い、
さらに先に進んで手水舎で手を洗い口をすすぎ
神前に立つ心の準備をする。
「甦る日本」
「人生の出発の地」
と書かれた垂れ幕のかかった神門をくぐると、
古さの中にも凛然とした風情のある檜皮葺きの社殿が
目の前に現れた。
社殿は向かって左から、
第一殿 熊野牟須美神（くまのむすみのかみ）＝伊邪那美尊（いざなみのみこと）と、
事解之男神（ことさかのおのかみ）を祀る。
第二殿 御子速玉之神（みこはやたまのかみ）＝伊弉諾尊（いざなぎのみこと）を祀る。
第三殿 主祭神の家都美御子大神（けつみみこのおおかみ）＝素戔嗚尊を祀る。
第四殿 若宮・天照大神（あまてらすおおかみ）を祀る。
先ずは主祭神のおわす第三殿に参らせていただき、
次に相殿、若宮と参らせていただく。
（流石に世界文化遺産に登録されて初めてのゴールデンウィーク、
各殿でお参りさせていただく時、
洩れなく並んで順番を待たねばならなかった）
文献によると、崇神天皇六十五年、
大斎原の大きないちいの木に三体の月が降りてきた。
不思議に思った熊野連がその月に訪ねたところ、中央の月が
「我は證誠大権現（家都美御子大神＝素戔嗚大神）であり
両側の月は両所権現（熊野夫須美大神・速玉之男大神）である。
社殿を創って齋き祀れ」
と神勅をくだされ、
社殿が造営されたのが熊野本宮神社の始まりとされる。
しかし、平安時代には熊野坐神
（くまのにいますかみ、熊野にいらっしゃる神様の意）
と呼ばれており、
家都美御子大神は後につけられた名とされている。
また、社殿はないが、
若宮の向かって右隣の空間には八百万の神々が祀られている。
寝不足と多少の車酔いだった私は、
八百万の神たちを祭る空間の前で
天へと伸びる杉の木の一本に体を預け、ゆっくりと深呼吸をした。
神域に流れる清浄な空気を肺一杯に吸い込むと、
眠気も吐き気も治まっていく。
神門内は撮影禁止のため、
ゆっくりと神門内の風景を目に焼き付けてから、
恒例になった御朱印を授与していただき、次の目的地
「大斎原」
へと向かった。
このエントリに関して
み熊野ねっと（みくまのねっと） （熊野本宮大社）
熊野三山（リンク許可が不明）
などを参考にさせて頂きました。
過去の画像をアップしようとして、干支が酉年なのに驚きました。
前回訪れてから、もう干支が一周してしまっていたのですね。
紀伊山地の霊場と参詣道が、世界遺産に登録されたのが、
平成１６年７月なので、私達が訪れた時は、それ以前に訪れた時よりも、
更に沢山の人が訪れていました。
今は、更に外国人観光客も増えて、賑わっていることでしょう。
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