僕が旅に出る理由はだいたい○○ある | 来たるべきシノノワールのために

来たるべきシノノワールのために

己の言葉を研ぎ澄ますことを目指して

自分がなぜ旅をしたいのかと考えてみる。

 僕は際限なく旅を続けようと思っているわけではない。行ってみたい場所など尽きはしないから。場所だけではない。旅の方法もいくらでもある。きっとそれは人が持った欲望の一つなんだろう。そんなものに付き合っていたらキリがない。満たされることはないから。

 そんなことを言いながら何故行こうと思うのか。そこには出逢いがあるから。見知らぬ土地の風景、人々。偶然なのか必然なのか。そんなことはどうでもよい出逢い。

 でも違う。美しい風景達に出逢いたいわけじゃない。その美しい瞬間を前にした自分に逢いたいだけ。その自分に全身で逢いたいだけ。それはテレビを眺めていたって伝わりっこない。だから出掛けるしかない。

 そしてその出逢いは、血なのか骨なのか、己の何かになってゆく。

旅は目的じゃない、その何かをつくる手段。そして、それを使って何ができるのか、何をしてゆくのか。旅はそこが問われるもの。

 書いてみたら、当たり前の話でした。みなさん旅をしましょう。