きゅっ
撮影をする時に 一番大事にしているのは
構図よりも 露出よりも 『感じる』事です。
新郎新婦さんの ふとした表情やしぐさ
心の動きを すべて残したい・・・と言うのが大きな野望です(笑。
と言いながら 撮影し始めてしまうと
頭の中は真っ白で 本能にまかせて
感じるままにシャッターを押してるようで
気づけば終わっていた・・・ってことがほとんどで
まるで夢の中にいるような時間です。
つい先日の事
ロケが終わって お客さまに駅まで送っていただく時
小さな包みをいただきました。
『中田さん パンダ好きって言ってはったからおみやげにどうぞ^^』
撮影中に ご当地アイテムのパンダネタで盛り上がった時の
私の何の気無い一言をキャッチしてくださってたようです。
胸が『きゅっ』となりました。
スキップしたいくらい嬉しかったです(笑。
プレゼントしてもらったからとかではなくて
一方的に 『感じている』だけでなく
『通じている』と感じる瞬間です。
こんな『きゅっ』をいただく度に
小さな『きゅっ』が心にしみ込んで
『写心』になっていくのだと・・・
帰りの電車の中で シアワセかみしめながら
うるうるニヤニヤしていた私は
・・・きっとアヤシイ奴だったに違いありません(笑。
中田しのぶ