IT系のイベントスタッフをボランティアでやっています。
主に受付(着物で)。
大きなグループの中の1グループのスタッフやってますが、別のグループが沖縄にあり、イベントをするというので覗きに行ってきました。
昨年12月のことです。
折角久しぶりに沖縄に行くので、イベントの前後に予定を詰め詰めにしてきましたよ。
着いた日の夜ごはんは国際通りの居酒屋さんに。
沖縄料理をいくつか、おいしくいただきました。
2軒めはワインバーでした。
写真は、アテのブルーチーズムースです。
〆にブルーシールアイスクリーム。
翌朝のイベントの前に、那覇市歴史博物館に行ってきました。
琉球紅型の作家さんがおすすめしていた施設で、街中のビルのワンフロアという不思議な立地ですが行きやすいです。
結構凄いものを所蔵されてます。
そして、翌日に行った首里染織館suikara。
染織の体験ができる施設でした。
時間も気になって体験は何もしなかったけど、建物自体に琉球染織のモチーフがたくさん使ってあったり、作品展示を見たり、また1階ショップの商品にため息をついたりしてきました。
最後に行ったのは通称おきみゅー、沖縄県立博物館・美術館です。
染織関係では、「照屋勇賢 オキナワ・ヘヴィー・ポップ」という展示がありました。
実は、照屋勇賢さんの展示は、数年前に京都で偶然に観ています。
戦争あるいは米軍の占領などをテーマにした染織やオブジェなど、見過ごせないけれどどう向き合うべきか考えてしまう様々なものがありました。
個人的なことですが、先の戦争や沖縄戦については父親が強いこだわりを持っていて、その影響を受けて育った私には、それに関するものを見たり聞いたりすると何か神経を刺すものを感じます。
数年前に京都で照屋勇賢さんの作品を見た時にはびっくりしたのですが、今回また沖縄に行くタイミングでそこにその作品があり、よくわからない何かの縁を感じざるを得ませんでした。
帰りに空港で沖縄そばを食べて帰阪しました。
連れて帰ってきた小さな可愛いこたちです。
リーズナブルで普段使えるものがいいと思って選びました。
琉球絣を使った髪ゴムと、芭蕉布を使った髪ゴムです。
前者は国際通りの琉球民芸ギャラリー鍵石(キーストン)で選びました。
後者はおきみゅーのショップで見つけました。(多分、ここ以外だと喜如嘉まで行かないと手に入らないレアものです)
指輪は、海想というお店にあるハジチリングです。
始めはミンサー柄のものを考えていたのですが、実際にものを見た時に横にあったこちらに目がいってしまって、結局こちらにしました。
ハジチというのは、昔の奄美や琉球地方の女性が成人する時にしていた入れ墨のことです。
(大河ドラマ「西郷どん」の中で、二階堂ふみがしていました。)
これ以外に、紅型プリントの端切れなどもあり、こちらは半衿に加工しようと思っています。
今回は那覇とその周辺のみだったのですが、また北部にも行きたいし、喜如嘉にも行ってみたいし、那覇でも歩いていると全然知らない史跡があったりしたので、またゆっくり時間をとって来れたらなぁと思っています。
いつも思ってますけど。
文中に少し書きましたが、父親が戦争特に沖縄戦に何かこだわりを持っていて、娘の私が沖縄染織に惹かれるという、不思議な流れの中に生きています。
沖縄染織の話を聞くと、先の戦争の話にどうしても繋がっていってしまいます。
父が何にこだわっていたのか、今ではもう聞くことはできないのですが、縁があることについては大切に扱っていこうと思うのでした。