初夏のコーディネート(2021) | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

単衣から夏物へのコーディネートまとめです。
 
青の格子縞の紬は、百貨店の催事のワゴンセールで見つけた反物を仕立てました。
お仕立ては 和裁工房まゆ さんでお願いしました。
帯は城間栄順さんの琉球紅型のシーサーです。
琉球ガラスの帯留めを添えて。
このシーサーは、別の生地で見て忘れられなくなったもので、また会えた時にあんまり後先考えずに購入に至ってしまって大変という代物です。
これから経済的に苦しくなるかもなぁと言うタイミングでもあり、お守り代わりに締めてがんばろうと思いました。
(がんばってお支払いしています)
 

 

次は近江縮です。

夏物ですが透け感があまりないので、単衣の時期から来ています。

帯は、いちりん さんでいただいた木綿と思われる生地の名古屋帯です。

百合の帯留めは京象嵌で、京都のみやこめっせの地下で実演を見た時に、普通に買うよりお得になっているという口車に乗せられて購入したものです。

 

 

この時の長襦袢が下のもので、前にお向かいに住んでいた女性が引っ越しをする前に黒留袖と一緒に着物や帯をいくらか譲っていただいた中にあった麻の長襦袢です。

丈が長いので直しに出したら、実は男性ものだったことがわかって全部解いて仕立て直しになりました。

高くつきましたがものはいいので、大事に使わせていただこうと思っています。

半衿は、このコロナで厳しい中開催されたキモノめーかんえぽっくを覗きにいって、見本品をセールで出されていたので二枚いただいたうちの一枚です。

丹後の 糸り さんの商品です。

実は生地が固めで縫い付けるのに多少苦労があるのですが、その分張りがあって着た時にきれいに見えます。

 

 

こちらは、呉服屋さんに行った時に真面目なコーディネートです。

本塩沢(塩沢お召)に相良刺繍の洒落袋帯です。

とてもきれいな帯の刺繍で、同じものでもこれだけ呉服屋さんの在庫で、他のは問屋さんが持ち込んできたものだったので、売値が大分違ってまして…呉服屋さんの値付けって本当にわかりにくいですよね。

とりあえず安い方で手を打ちました。(相変わらず無茶をする呉服屋さんの担当さんです)

刺繍の柄もこれが一番綺麗だと思いました。

 

 

久しぶりの着姿で、最近こんな写真を上げるのもどうかなと思う今日この頃ですが、家で着て遊んでみた時にものです。

着物も帯も近所のリサイクルショップで見つけたものです。

帯がふにゃふにゃの兵児帯みたいなのです。

浴衣の大胆な花柄がいかにもって感じです。

 

 

これは、綿薩摩です。

黒に見える濃い茶色の中に、すっと茶色の絣が見えるように織ってあります。

帯はお向かいの方にいただいたもので、新品だったのですがかなり短かったので、作り帯に加工してもらっています。

作り帯は楽天の きもの5298 さんで加工してもらう「まゆみ帯」です。

安いです。

1本3000円ちょっとです。

 

 

こちらは紫陽花の季節のコーディネート。

単衣の紬はよろけ縞、竹縞を暈し染めに重ねている手の込んだものですが、そんなことに全く気付かない頃に楽天で見つけたリサイクルです。

紫陽花の帯は近所のリサイクルショップで見つけて一も二もなく連れて帰ってきて以来、紫陽花の咲く頃に一回か二回締めています。

今年は一回だけでしたね。

贅沢。

 

 

段々夏っぽくなってきました。

阿波しじらです。

楽天で、ハイムラヤ さんにお願いしました。

人気の鰹縞なので、同じ着物をそこらじゅうで見かけますが仕方ありませんww

帯留めは、京橋のトンボ玉専門店Kinari で購入したものです。

紫陽花の花に見立てています。

帯はどこで買ったのか憶えてないのですが…化繊の半幅帯です。

長さもあるし化繊なので、とても扱いがしやすいです。

リバーシブルになってまして、裏は濃いピンクです。

 

 

この辺りから薄物に入っていきます。

また別記事で書こうと思っていますが、堺の古民家をリノベーションした会場でアンティーク着物のファッションショーがあり、それを見に行く為に少しコテっとしたコーディネートをと考えました。

着物は Tento さんが四天王寺の骨董市に来た時にいただいたものです。

これも竹縞ですね。

帯は、月輪屋てて さんでいただきました。

もとは京都の多ち花さんで作られていた生紬です。八王子にあった機屋さんが織った生地に、多ち花さんで染めつけをされたとか。

帯留めもアンティークなものにしました。

これは、ミナミのアンティークショップで投げ売りされていたものです。

 

 

はい、今回の記事のラストです。

琉球壁上布です。

これも透け感があまりないので、単衣の時期から着ることができます。

帯は、ロートン織で、贅沢な琉球コーデになっています。

小さく金魚が描いてある帯揚げは控えめな色でよく使います。

帯〆は、色合いで選んだのですが、古いリサイクル品で、長さがなくて使ってて若干恥ずかしかったです。

 

 
実はこの間まで帯が八寸か九寸かなんで意識はしていなかったのですが、暑くなってきたり、ちょっと近所に気楽に、という時は、八寸がいいとの文章を読んではっとしました。
八寸は、電車に乗ったら背もたれにもたれていらんシワがよる帯というぐらいの認識しかありませんでした。
確かに、単衣から夏にかけては八寸帯が多くて、とにかく座りシワがつきやすい。
大阪-京都を電車でうろうろすると、すぐに変なシワがよって情けない気分になりがちです。
しかし夏だから、夏帯を楽しみたい。
夏はいつも葛藤しています。
そんな感じで、今日は以上です。