6月の単衣(と浴衣)(2019) | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

実は、6月に入った途端に浴衣を出していました。

うそつき襦袢か夏用の長襦袢を着て、衿つきで着るようにはしていましたが。

 

で、一番に登場したのはビタミンカラーのバラ柄の浴衣です。間道の名古屋帯を合わせました。

この浴衣は、母が生前になぜか勝手に仕立てていたものです。

藍染めなので、今でも白足袋を履くと少しだけ色が移ります。

 

 

正絹の三部紐でもないので真田紐で妥協した緑の紐は、結構使えるコです。

 

 

私らしくない色柄だと長らく思っていたのですが、結構見映えするようです。

最近はちょっと吹っ切れてきて、着てあげる気になってきました(なぜか上から目線)。

 

 

こちらも浴衣です。

西欧の街並みの柄が珍しく、昨年衝動買いしたものです。

帯は抹茶色の麻帯です。

感染に夏仕様やん。でも、衿つきだったと思う。

 

 

 

 

コーディネートを決める段階では半幅帯で割り角出しをしてみようと思って帯揚げを出していたのですが、いざ締める段になると上手くいきませんでした。

諦めてテキトー結びにしたので、残念ながら帯揚げの出番はありませんでした。

(結構いい帯揚げだったのに)

 

 

少し遠出することがあったので、1枚の着物で二日分と、浴衣2パターンのコーディネートを考えました。

家じゃないので着姿写真は少な目ですが、参考までに。

 

久留米絣の着物に、八重山上布の八寸名古屋帯を合わせました。

実は、前柄は青系なのでこんな風には見えないのですが、帯は締めないとそれが思い出せないのです。

帯揚げはSeriaの日よけストールです。(108円)

 

 

帯揚げと三部紐、帯留をチェンジしたコーディネート。青推しです。

帯揚げはやはりSeria、帯留はお気に入り千鳥です。

 

 

帰りの電車でついたお太鼓の形が…軽くていい帯なんですが、軽いゆえに形が崩れやすいのが悩みです。

しかし、木綿の久留米絣は着心地がよかった!

うっとうしい時期の旅行には最適かも。

 

 

そして、浴衣です。

金魚と朝顔。

夜に部屋着として、また翌朝、朝ごはんを食べにいく時などに着用します。

 

 

最後は大物です。

作家ものの竹柄は、花織の生地に本藍染めの訪問着です。博多織の名古屋帯を合わせています。

大阪松竹座に観劇に行く際のコーディネートです。

着物は花織で紬、柄つけは訪問着なので、帯によって格を調整し幅広く着用できるという触れ込み。

 

 

 

着物の生地のとろみ感が凄くて、やわらかさに感動しました。

やっぱり訪問着のイメージなのでそんなに着る機会はないかもしれませんが、大事にしていきたい一枚です。

後、博多織の名古屋帯は初めてでした。今までは半幅帯ばっかりだったので。

なんか、大人になった気分です(謎