お正月の着物コーディネート その(2) | 風が吹く日も、雨の日も

風が吹く日も、雨の日も

着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

住吉大社の傍に「古今堂」という着物リサイクルショップがあるのに気づいたのは去年の後半でした。
粉浜商店街のイベントに出店したり、お店の前で売り出しをされたりと情報は見ていたのですが上手く訪ねることができないままでした。
まぁ行くと何か買うことになるから、あまり行く気になれなかったことや、体調やスケジュール調整が難しかったこともあり、気にしつつもずるずるとしておりました。
年末ぎりぎりで買い物に出た際に、新世界Wマーケットに出店されていたので、丁度いいなと覗いてきました。
Wマーケットって、古い市場の中で値札ないままにお店やってる不思議なイベントです。
会場に入って割とすぐのところに、着物やら帯やらを積み上げておられるお店が目に入ったので、それとすぐに分かりました。
洋服姿だったせいか、「リメイクとかされるんですか?」と訊かれたのですが、「いえ、着るばっかりで」と即答すると、いくつかきれいな帯を出して見せてくださいました。
そのうちの一本が、地中海の風景みたいな外国の絵を織り出した帯でした。
状態も凄くよくて、値段はいつもの古道具屋さん並みだったので、つい戴くことに…(やっぱりそうなる)。
そんな帯をお正月明けの最初の樋口可南子ごっこのコーディネートに入れてみました。
着物は石下結城紬です。なんて落ち着く、藍色。
リサイクルですが寸法で検索して見つけたものなので、そこそこにマイサイズに近いものです。
 

 

 

 

伝統的な日本の織の着物にこの帯。

着物って自由だ。

 

次は、文楽の新春公演観覧の際のコーディネートです。

丹後ちりめんの型染めの着物に、塩瀬の牡丹の名古屋帯。

帯揚げは白、帯〆は伊賀組紐の藤岡組紐店さんの赤いリバーシブル。

実は帯は作り帯です。

古道具屋さんで見つけた帯はとってもきれいだったのですが、長さが足りなくてそのままでは締めることができなかったので、昨年作り帯に加工していただき寒くなるのを待っていました。

この着物は全体に柄があるので、引き締めるのに黒い帯を合わせることが多いです。

デッドストックの反物として楽天で購入し、お付き合いのある呉服屋さんで仕立てていただいたものなのでマイサイズです。

 

 

 

 

 

次は、文楽の新春公演二部観覧の時の着物です。

花更紗文の小紋に、椿の名古屋帯。

着物は楽天のセールで見つけたもの、帯は知り合いのお母さまからいただいたものの一本です。

リサイクルですがサイズで検索しているので安心の一枚。

こちらも柄が多い着物なので、すっきりした感じの帯を合わせました。

 

 

 

 

 

梅の季節かその少し前に締めたい、梅の帯。

実は、お正月開けたらいつ締めてもいいことに気づくのが遅く…やっと登場しました。

和歌文の白大島に、梅の柄の名古屋帯です。

白大島の和歌がお正月に合うものと思い込んでたのですが、よく調べ直すと全然お正月じゃなかった…いろいろ記憶がおかしいと思う今日この頃。リサイクルで、奇跡的にほぼマイサイズだった上に安価という、三拍子そろった着物。

 

 

(写真の向きが違った…)

 

 

 

お正月コーディネートの最後はこちらです。

更紗文の小紋に、輪奈織の洒落袋帯。

更紗文が好きだなぁ…と半ば呆れるのですが、大好きです。

リサイクルの着物で当初着るつもりじゃなかったのですが、見たらなんとなく着たくなり、そう言えば冬の間に締めなくてはと思っていたこの洒落袋帯が合うじゃんとなって出来上がったコーディネートです。

着物も帯もリサイクル。着物はサイズ合ってないです。割とこわごわ着ました。(2回目ですけど)

帯の長さは問題なかったかな。

色合いが大好きな取り合わせです。

あ、帯留もリサイクルショップで見つけたものですが、瑪瑙で扇と勾玉の組み合わせという珍しいものです。大きいので迫力あります。

(この帯留をいただいたリサイクルショップは、オープンして一年もたたないうちに姿を消した謎のお店なんですけどね)

 

 

 

 
1月のコーディネートまとめは、以上です。
着物いっぱい着ました。
やっぱりやわらかものが多かったですね。
2月もがんばって、着物楽しみます(*´∇`*)