憧れの、有松絞りの浴衣を初おろしした時のコーディネート紹介です。
この浴衣は、昨年の夏の終わり頃に注文したものです。
一年ほど寝かせていました。
なかなか買う決心がつかず、その年の夏には間に合わなかったのです。
藍と白だけでよかったのですが、手許に届いてみるとちょこちょこと違う差し色がありました。
子供さんにそれを言ったら、別に大丈夫と流されました~。
少し紫っぽい色が見えるので、そこから繋げて帯はピンクが入ってものを選びました。
藍→紫→ピンクとグラデーションになってて合うかなと。
この帯、実は滑り落ちやすくて、可愛いけど使うのがちょっと怖いために出番少な目です。
長時間使ってると、だんだんお太鼓が下にずり落ちてしまうのです。
最近よくある仕込み。
この時は真夏だったので、かき氷でした。
今年は気まぐれに浴衣の本が欲しくて、秋月洋子さんのおでかけ浴衣本を買って読みました。
それによると、絞りの浴衣は衿つきでの着方はあまりお勧めではないそうです。浴衣感が凄いですからねー衿をつけて夏着物風に、というのは無理があるのかな。
後、書いてある通りで私もそう思ったのですが、着付けがやりにくいです。絞りのぽつぽつが滑りにくいので、通常の浴衣の着付けとはちょっと勝手が違います。
でも、一度着てしまうと滑りの悪さが幸いして着崩れがないのです。
物理としては当たり前のことですが、面白いですね。
リサイクルと併せて絞りの浴衣が今年2枚になりました。
袷の着物は、総絞りの訪問後と小紋の2枚。
それと、名古屋帯が1本。
絞りの技法の貴重さに浮かれて集めてしまいましたが、ぽつぽつをなるべく潰さない保管・収納にちょこっと苦労しています。
そのことについては、また別の機会に。