もうすぐ10月で、10月と言えば袷を着始める頃で、着物のお正月と言ったりするそうです。
そのせいか、百貨店では着物の催しが軒並み開催中です。
キタで滅多に買い物をしない私ですが、着物の催しを見る百貨店はほとんどキタばかりです。
大体阪急うめだか阪神です。
なぜか大丸梅田には足が向かず・・・ミナミにある大丸心斎橋は店員さんの感じがイマイチでしたし、なぜか私のアンテナに催事情報が引っかかってきません。高島屋も同じで、この頃は殆ど行ったことがない状態です。赤坂福田屋さんを訪ねて高島屋に行ったのは、本当に久しぶりでした。
今回は阪急でも阪神でも呉服の催事があったのですが、阪神の催事の案内を「はちす」さんというアンティーク着物のお店から戴いていました。
更に、よくお話させてもらう(が利用したことはない)きもの六花さんと(一本だけ戴いたが変色したB級品。半額で充分使える。)藤岡組紐店さんが出展されているとのことで、きもの六花の吉澤さん・長谷川さんのトークショー聴きたさに行ってきました。
子どもさんが珍しく私の不在を嫌がったので、着物は着ず、ノーメイクに口紅だけひいて、Tシャツとデニムスカートという格好で、いかにも近所の買い物と見せかけての短時間の逃亡でした。
トークショーが始まったばかりの時に会場に到着し、しっかり最後まで聴くことができました。
その後、出展しているお店とぶらぶらと冷やかしに。
案内を戴いていた「はちす」さんのワゴンは期待して行ってみて、期待に応えてもらいました。
石下結城や様々な紬、小紋の着尺、棚には沢山のアンティーク(リサイクル)着物。
やわらかな黄色の刺繍が施されたきれいな紬がありました。裄が2cmくらい足りなかったけど、とてもきれいで好みだった。お値段6万円くらい。(買えません)
いろいろ見た結果、やめときゃいいのに、反物を一本いただいてきました。
絹の紬で、お値段が5千円+税-カード会員割引。
店員さんに「それいいですよ」と言われ、他店の店員さんもちょっと目をつけていた商品だったそうです。
ちなみに、下の写真がそれです。
いつ仕立てるかは謎です。
大阪でよく見るアンティークの着物屋さんと言えば、
・シンエイ
・はちす
・きものなかむら
・いちりん
の4店です。
シンエイさんは、通販で何度もお世話になっています。
はちすさんは、多分ちょっと癖のある品ぞろえになっているのですが、それが物凄く私のツボで、見るといつも欲しいものだらけです。
残念ながら仕立て上がりのリサイクルは寸法が足らず、買って直しをする程の余裕はありません。また、いいなと思うものは安くはないのが常なので、今までは見るばかりで買ったことはありませんでした。
今回のセールでは連日ワゴンにお得な商品を出しているということだったので、是非それを拝見したかったのです。
案外と「はちす」さんらしくないものを選んだのかもしれませんが、私の最初の「はちす」さんとしては気に入っています。
これを仕立てたら、とっても日常的な、さりげない着物姿が出来上がると思うな。