文楽鑑賞の時のコーディネートです。
お正月だしやわらかものを着ようかなと思い、丹後ちりめんの型染め小紋を選びました。
帯は、お正月限定柄の名古屋帯です。
帯揚げは何かと重宝する淡いピンク、三部紐は白に金が入ってちょっとおめでたい感じのものにしました。帯留は昨年京都に遊びに行って手作りしたもので、張子の猫・丁子・隠れ蓑などがついたもの。これもお正月らしくおめでたい感じを添えました。
前姿のアップです。
帯留の柄がちょっとよく見えます。
黒い帯だと着物をあまり選ばず締まりますね~。
帯を選ぶこの着物ですが、この帯なら問題なしです。
お太鼓のアップです。
この右下にある羽子板、これがお正月限定の所以です。
羽子板はお正月の遊びなので、これがあるとお正月しか使えないのです。
絵馬や折り紙だと季節は問わないんですけどね。
でも、この帯はお正月の贅沢をする為に用意したものなので問題なしです。
お雛様のように、毎年季節になると登場します。
この季節感がたまらないんです。
友禅作家の方が、お太鼓の下に柄を集めるのは珍しいデザインだと言われていました。
プロならではの視点ですよね~。
確かに、お太鼓を見ると真ん中より下半分の方が柄が多いのです。
実は私はそんなことより、絵馬の柄の中の猫がかわいくない方が気になるんですけどね。
小さい柄なので、顔のデザインも織るのが大変なのかな・・・。
今年はこの帯を締めたのは一回だけでした。(去年は二回)
でも、この帯を締めてお出かけできたことが嬉しいのでした。
人には小さい柄なんて見えにくくて、説明しなければこれがお正月限定の帯とはわかりません。
こういうこだわりとか細かいことは、本当に自己満足の世界。
自分が満足すれば、それでいいのです。