首里花倉織の単衣に、菊文の半幅帯を結ぶ | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

 袷の季節にスナップ仕立てで着ていた首里花倉織の長着を、裏地をとって単衣にしました。
 工房涼金城涼子さん製作の首里花倉織です。

 季節的には外れているのですが、まぁ年中大丈夫な文と思って菊ですが色の合う半幅帯を結びました。
 蝶々結びからの変わり結びで、やっと個人レッスンの成果を発揮することに。
 やさしい色合いの帯〆を選んで添えました。

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 いつも懐中時計に下げているこのタッセルですが、この後傷んでしまって涙の引退です。
 どこで何をして傷んだのかよく判りませんw
 見えにくいのですが、半衿はビーズのものをしています。

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 帯結びのアップです。
 蝶々結びの羽が左右にあり、その上からたれとて先がかぶさっています。
 右の羽は、わざとリバーシブルの裏側を見せて変化を持たせてみました。

photo:03



 凄く上手にできた訳ではないけれど、まぁまぁ満足な帯結びの出来栄えでした。
 しかし、この後やってないのでどうやるかがぼんやりとしか思い出せなくなってきているので、またこの結び方ができるかは定かではありません。
 帯結びは手が憶えるほどになるといいけど、何年かかることやらです。

photo:04



 化繊の半幅帯も実はピンキリというかいろいろありまして、私は新品でもリサイクルでも千いくらくらいのものを買う頻度が高くなっています。
 リサイクルだとその値段で正絹か木綿になります。
 新品だとその値段帯は化繊で、何百円かの差で固さがかなり変わります。変わり結びをしたいなら、ハリがあまりない柔らかめの帯がお勧め。リバーシブルの方が楽しめます。柔らかい帯の方が、若干値段が高くなります。

 普通に売ってる化繊の半幅帯なら、まず普段の袷・単衣の小紋や紬から浴衣まで使えます。色や柄はそれなりに選んだ方がいいですが。
 浴衣用として売っている半幅帯でも、本当に浴衣でしか使えないものがあります。無地やグラデーションになっているものが多かったのですが、最近は色・柄ともに種類が増えてきています。
 冬でも使える半幅帯を浴衣に合わせても、色や柄がOKなら問題ないのですが、浴衣専用の薄い帯を涼しくなってから使うとかなりの違和感が発生しますのでご注意を。

 花倉織は単衣にすると絽の部分から下の長襦袢の色が映るかと思っていたのですが、意外に映りませんでした。でも、裏地をつけていた時はその色である淡いオレンジが全体的に見えていたような気がします。
 この長着は、長襦袢を麻に変えて、夏まで着てみるつもりです。