長楽館 | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

 京都にある長楽館というところに行ってきました。
 八坂神社の奥にある、古い洋館です。
 大きな建物で、ホテルやレストランが入っています。

 ネットで、ここの喫茶でデートする若いカップルがいて、場所選びのセンスがすごいと書いてあったのを見つけてから、来たくてたまらなかったところです。

 明治時代に煙草王と言われた実業家の村井吉兵衛が別荘として建て、伊藤博文が命名した歴史ある建物です。

 春のオン・シーズンで人が多く、少し並ばなくては入れませんでした。

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 喫茶のつもりで入ったのですが、すでにスイーツ類は売り切れでした。
 とりあえず席についた部屋は「貴婦人の間」でした。
 村井の妻であった宇野子の居室だったところで、角部屋で窓からの景色がきれいな明るい部屋でした。
 大きな暖炉の上には鏡が据え付けられています。

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 ドレッサーです。宇野子が使ったものでしょうか。
 とりあえず、かなりのアンティークのようです。

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 メニュー写真にあった薔薇のクリームに惹かれてオーダーしたウィンナー珈琲です。

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 一緒に入った友人はお昼を食べていなかったので、ビールとカツサンドをオーダー。
 ビールは単品かアミューズ付きで、後者を選びました。
 これがその、アミューズです。

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 そして、カツサンド。
 中のお肉の真ん中へんが赤い・・・そして分厚い・・・。

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 窓からはきれいな緑が見えました。
 桜や紅葉の季節は、さぞいい景色が見えることでしょう。

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 長楽館は建物だけでなく家具などの調度品も含めて文化財指定を受けています。
 どこを見ても繊細な細工が凝らされていて、飽きません。
 3階建てくらいあるのでしょうか。
 中にはカフェ、フレンチ・レストラン、イタリアン・レストランがあり、他に結婚式場とホテルがあります。

 非公開の和室などもあり、私には大きな宝箱のように見えました。

 公式ホームページを見ていても、内容がいっぱいでとても楽しいのですが、観光のイメージが強くて、地元の人はそんなに足を運ぶことはないようでした。

 部屋ごとに調度などの室礼が違っててとても楽しいし、今回はお目当てのスイーツに当たらなかったので、またリベンジしに行きたいと思っています。

 着物で行ったので、飲食代が100円引きになりました♪
 出来れば、次回も着物で行って、歴史の世界に浸りたいと思っています。

 長楽館のホームページ→こちらです。