琉球絣に、米沢織の半幅帯を結ぶ | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

 昨年末の超押し迫った時に、その年最後の着物でのお出掛けをした時のコーディネートです。
 Facebookでよく見る米沢の工房が、初めて大阪の百貨店に出店するらしいので、是非見にいきたいと思い友人を誘いました。

 米沢の人のところに行くなら、米沢のものを身につけたいじゃないですか。
 そんな理由で、唯一の米沢と言えばこの半幅帯です。
 着物は大城哲さん製作の琉球絣「琴の馬」を選びました。

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 半衿は白ではないのですが、ごく淡い色の模様なので白く見えています。
 絣の柄とケンカしないように選んだ木綿の端切れの生地で作った半衿です。
 帯飾りに、南天になる筈だった葡萄の根付けを下げました。

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 米沢の染織はとても自由で、ぱっとみてそうとわかる特徴はあまりないとお聞きしたのですが、工房の方は見ればあっさりと帯が米沢のものだと判りはったのは流石でした。
 会期も短く派手に大きな場所ではありませんでしたが、バラエティ豊かな米沢の染織を直に見ることが出来てとても嬉しかったです。
 どれか一枚でもお仕立てをお願い出来たらもっとしあわせでした…(゚ーÅ)

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 帯は角出し風にしていたのですが、タレか角かがいがんでしまってました。
 向かって左の角がちょっとしか出てないんですよね。あぁ残念。

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 これは屋久杉染めの大島紬の着尺で作った一部式の雨コートです。
 防寒やちりよけも兼ねて、年中活躍するはず。
 大島っぽくなくて、明るい感じの生地です。

 大島紬は先染めが普通なんですが、これは後染めにしてるのかな?
 大島らしいつるっとした生地に、細かい絣のような柄が染め付けてあります。これが屋久杉染めなのかな…ちゃんと聞いてなかったです、すいません。

 女優の高橋恵子さんの着物写真集の中で、水色を基調にした縞の雨コートがあったので、それと少し似たこの雨コートは気に入りのものです。
 ずっと安物の二部式の雨コートを使っていましたが、スカート部分がずれ落ち易くて、丈の調整が出来るからいいと本で読んだことはありますが、雨コートは一部式の方がいいと確信しています。

 フル・レングスで裾まで全部隠れるので、例えば訪問着などのフォーマルを着た時のちりよけにも使うつもりです。
 フォーマルな着物を着て電車に乗るのがなんとなく浮く気がしてイヤだったのですが、これがあれば大丈夫!
 大島は耐久性もあるので、長く使えそうです。

 こうして私の着物アイテムはなんとなく充実していくのでありました。