ハッブル宇宙望遠鏡/ゴッホ/特別展住吉さん | 風が吹く日も、雨の日も

風が吹く日も、雨の日も

着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

 さて、子供さんが修学旅行でいない日を、めいっぱい遊ぶつもりで有給休暇にしていました。
 その日の予定は朝から天保山に行ってIMAXシアターで『ハッブル宇宙望遠鏡』と『ゴッホ』を観ることと、午後に天王寺まで戻ってきて大阪市立美術館で特別展『住吉さん』を観ること。
 それから、前日に出来なかった買い物を近鉄百貨店阿倍野店でしたり、オウンディーズというお店にメガネケースを見に行ったり、Mioのオルビスに子供さんから頼まれていた買い物に行くこと。

 目覚ましに全く気づかずに寝坊して、焦りましたがなんとか時間に間に合いました。
 初めてのIMAXシアター、初めての3D。
 この頃宇宙ネタからかなり遠ざかっていたのですが、評判のいいこの『ハッブル宇宙望遠鏡』は楽しみにしてきました。

感想:
 泣ける。
 宇宙の凄さ、美しさ、奥深さもあるし、こんなことを現実にやってしまうアメリカ人の凄さ、その性質の善さを改めて思いました。
 アメリカ人だからこそ出来たことのような気がする。
 船外活動をする宇宙飛行士の視線でハッブルの後ろに青い地球を見た時、何故か無性に悲しくなって泣いてしまいました。
 終わってしまうのがもったいない。
 これは、世界中の沢山の人に観てもらいたい作品です。

 『ゴッホ』は、以前に観た三谷幸喜さんの舞台を思い出しながら見ました。
 本当は途中でちょっと寝てしまったけど。
 ゴッホは田中一村に似てるなと思いました。絵を描く為だけに生きて死んだ人。
 でも、ゴッホには愛する人や支えてくれる弟がいて、一村には誰もいなかったから、ゴッホの方が恵まれていたかななんて思ったり。
 生きる目的がこんなにはっきりし過ぎていると、生きている本人はなかなかのストレスだろうな。
 生きる目的がわからないストレスとは全然違って。

 サントリーミュージアム天保山では展示室で『ポーランドの至宝』展をやっていて、実はこれも凄く観たかったんだけど、なんかIMAXシアターの2作品で感覚的にお腹いっぱいになってしまって、そちらは断念しました。
 まぁ最初から予定していなかったので、無理をしない方向に行きました。

 地下鉄を乗り継いで天王寺まで戻り、今度は天王寺公園の中の大阪市立美術館です。
 わが家の近所の住吉大社の宝物が展示されている特別展『住吉さん』を観にきました。
 古いものが沢山たくさん飾られています。
 その古さと量が凄い。
 こんなに昔から今に続いて在ることが凄いな~と思います。
 源氏物語や平家物語を読んだことがあるのですが、その時代よりずっと前からその遥か後の現代までが展示室の中で展開されている不思議。
 楽しいし、面白いし、何故か落ち着く。
 もっとこんなこと、こんな知識が沢山あればいいのにと思いました。
 もっとみんなが知ればいいのに。
 そうすれば、自分と自分の環境に誇りが持てるのではないのかな。
 そんな逸品ぞろいの展覧会でした。

 お昼ごはんのことは別の記事にします。
 その後時計と睨めっこしながら買い物を沢山。
 予定を全部こなして、時間ぎりぎりだったけど達成感と充実感がありました。
 やったった感とでも言いましょうか(笑)
 こんなに自分でいっぱい遊んだのは久しぶり。
 しあわせでした。



雨の天王寺公園です。
$風が吹く日も、雨の日も-??.JPG


美術館の裏にある慶沢園にあった、菊の寄せ植え。
$風が吹く日も、雨の日も-??.JPG


珍しい鳥。ヒヨドリかな?
$風が吹く日も、雨の日も-??.JPG