ワインバーでひとり飲み | 風が吹く日も、雨の日も

風が吹く日も、雨の日も

着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

 子供さんが修学旅行に出掛けた晩に、ひとりでワインバーに行ってきました。
 正直なところ、この日のことは半年以上前からいろいろ考えていたのですが、その考えが二転三転し、結局最初に思っていたのと全然違う過ごし方をすることになりました。

 仕事を終えて、映画のレイト・ショーを見ようかと思っていたのですが、その前後に食事をすることを考えるとどれも時間的に難しいような気がして結局却下。
 最近全然してなかった買い物でもしようかと、心斎橋駅を降りて大丸に入りました。
 でも、行きつけてないせいか売り場が全然把握できない。
 くまのプーさんの展覧会のポスターを見て、そうだ、行きたかったんだとエスカレータを上り始めたら入場時間が終わってるのに気づいてガッカリ。
 そこで気分を変えようと、外に出ました。

 秋の御堂筋。銀杏はまだ黄葉していないけど、風が冷たい日でした。
 アップル・ストアに二度目のチャレンジ。今度は二階に上がってみました。
 フロアをきょろきょろ見回して、ああ、アップルだなぁなんて思ったり。
 少し新製品のMacBookAirを触ってきました。

 なんだかいい時間になって来たので、前日に調べておいたワインバーへ向かいました。
 この日はそこと、前に友人と行ったお店をハジゴするつもりでした。
 千日前の小さなビルの3Fにあるワインバーは、すでに結構なお客さんが入っていました。
 私はひとりなので、カウンターへ。
 メニューを見ると、訳あり300円からグラスワインが飲めます。
 突き出しがガーリック・トースト。ワインに会うように塩がふってありました。
 一杯目にスパークリング、次に白、白と合計三杯飲みました。
 肴はスモークサーモンのチーズ巻き。
 ちょっと仕事のことでメモしたり、Twitterしたりしながらぼちぼち飲み。
 三杯目の味が一番よかったです。(あくまで私の好みですが。)

 お店は気づいたら満席で、とても流行ってるお店のようでした。
 リーズナブルで沢山のワインが飲めて、お料理も美味しい。
 ただ、私のイメージよりも店内が明る過ぎました。
 バーというからには、もう少し暗くムードがあって欲しかったな。
 でも、ワインは美味しかったので、もしかしたらまた行ってしまうかも。

 お腹がいっぱいで次のお店を諦めました。
 ふと思って、友人に電話をかけてみたけど、通じなくてがっかり。
 お酒はもういいやと思い、スタバに寄って帰りました。

 淋しいような、でも、ひとり飲みを完遂出来て嬉しいような。
 もっといい店を探したいな。
 家についてちょっと座ったら、さっき電話した友人からのコール・バックがありました。
 そのまま二時間くらい喋ってました。
 会って、顔を見て話せたらもっとよかったけど、声が聞けたのでまぁよかったです。
 いつもはあまり電話も出来ないけど、子供さんがいなかったので気兼ねなく話が出来ました。

 なんだかんだとあったけど、静かで穏やかな夜でした。
 この夜をどう過ごそうか、いろいろ沢山考えたし誰かに声をかけようかとも思いつつ、結局自分のしたいことを考えてひとりで過ごしました。
 友人には電話で「考え過ぎる」と何度か言われたけど、実際そうなんだと思います。そういう癖なので。
 何が自分にとって最善かをしっかり考える。
 それがよき習慣になればいいのに。行動の枷ではなく。

 子供さんがいないと、自分はひとりなんだなぁと考えていたのですが、友人から電話をもらった後には少し考えた変わっていました。
 きっと、こんな夜にひとりで自分の部屋にいて、「自分はひとり」と思うかそうでないかは、ほんのちょっとの違いなんだろうな、と。
 私はいつもその両方を気分によって行ったり来たりします。
 まだ全然ひとつ所に落ち着けない感じです。
 今はそれでいいと思ったりもしていますが。

 翌日は有給休暇をとっていて、したいことが目白押しだったのに結局寝るのが遅くなってしまいました。
 そして寝坊した訳ですが、とてもよく眠れたような気がしました。
 なんだかとっても不思議な夜でした。



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