小学校最後の運動会 | 風が吹く日も、雨の日も

風が吹く日も、雨の日も

着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

 この前の日曜日、子供さんの運動会でした。
 子供さんは小学校の6年生なので、今回が小学校での最後の運動会になります。

 実は私は子供の運動会に必死で席取りに行ってがんがんビデオを撮影するタイプでは全然なくて、別に普通に勝手にやっといてももらえればいいくらいにしか思ってないのですが、子供さんのたったひとりの親としての勤めとして観戦して参りました。

 日曜日なんだけど平日並みに6時台に起きて子供さんのお弁当を作り、ばたばたと用事した後に歩いて小学校へ。
 開会式で生徒が入場している途中で着きました。

 雲ひとつない、いいお天気。
 朝は涼しかったけれど、随分と暑くなりそうでした。

 子供さんが赤組なのか白組なのか聞いていなかったので、まずどこにいるのかよく判らない。
 でも、不思議なものでなんとか自分の子供ってわかるんですね。
 子供さんはかなり背が高いので、見つけ易いんだと思います。
 校歌うたったりラジオ体操したりして、退場。
 午前中にある競技はみっつくらい。
 午後はトリで組体操のみ。

 最初の棒引きは遠かったし団体競技だったのでなんとなく観戦。
 PTAが入ってのマイムマイムも遠目で観戦。
 お昼近くにリレーがありました。
 人数が足りなかったらしく、なぜか子供さんは二回走ってました。
 一回目で鮮やかに先頭を奪い、あれ、走るの速かったっけとびっくりしました。
 で、また走ってるから、なんで?って再度びっくり。
 後から聞いたら、二回目はかなり息があがってしんどかったそう。

 お昼に一旦帰宅して、昼からまた学校へ。
 最後の組体操までは暇なので座ってゆっくりしてようと思ったら、強い日差しでとても無理と気づきました。
 ちょっと学校外に足を伸ばして冷たいジュースを購入。

 さて、運動会の最後を飾る組体操。
 各体形での子供さんの立ち位置を確認し、どう移動すれば子供さんを至近距離で狙えるか予習しておきました。
 最近はお手紙でそのような情報をちゃんと家庭にあらかじめ伝えてくれるのです。
 この頃には空に雲が流れて少し日差しは緩んでました。
 
 組体操はふたりが組みになってやる小さな技から、最後には学年全員でやる大ピラミッドという大技へという流れで構成されていました。
 私は子供さんが失敗を怖がって苦労していた倒立がしっかり出来たところを激写し、失敗したひとつを除いていいペースでがんがん撮影。
 どの体形でも撮影し易い外側の位置にいてくれたお蔭ですが。
 昨年、一昨年と較べれば今年の組体操は難しいという印象でした。
 出来ると踏んでの構成とは思いますが、子供達は短い練習期間でさぞ大変だったことでしょう。
 最後の大ピラミッドはなかなかでした。
 あんなのは初めて見ました。
 子供さんは一番前列の一番下の土台を支えていたそうです。

 そんな風になるとは思ってなかったのですが、競技が終わる頃にちょっとうるっときてしまいました。
 子供さんが相当なストレスに耐えてここまで来たと思うと、とても嬉しかった。

 その他に今回運動会を見てて印象的だったことがふたつありました。
 ひとつは、障害のある生徒達が健常者の生徒の中で競技したり観戦したりする自然な姿がとても印象的だったこと。
 それを支える教諭や保護者の方の努力は大変なものと思います。
 下半身が動かず、手も不自由そうな生徒が教諭の補助でにこにこして踊る姿には泣けました。

 もうひとつは、入退場や競技で80~90年代の洋楽が多用されていて、聞いていて楽しかったこと。
 昨年は追悼の意味もあってかマイケル・ジャクソンのメドレーなんかがあったのですが、今年はクイーンが使われていたりして、絶対教諭の趣味としか思えないけど全然おっけーという感じです。
 おじいちゃんおばあちゃんや当の生徒達にはわからない選曲かもですが。

 さて、運動会が終われば来月は修学旅行です。
 そして慌しく中学への準備が始まるのでしょうか。
 子育ては長くしんどいと思っていたら、もうこんなところまで来ていました。
 後、もう少しなんですね。