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サブタイトルが、『「営業ゼロ」でも年商2000万』という大胆な書籍です。
2006年に社労士事務所を開き、現在営業ゼロでお断りする程仕事の依頼が来るという大阪の社労士さんが、いかにして今の自分になったかをかなり徹底して書いています。
事務所開設当時の苦しい状況から、どんなことを考えてどんなことをしてきたかを、驚く程詳細に語り数字の資料などを公開しています。
社労士でない士業の方にも参考になるところは沢山あるのではないでしょうか。
エッセンスを取り出すならば、士業をされていない方でも、社会人であれば実践出来る事柄が見受けられます。
というのも、著者は今に至る為に様々なことを考え、努力してきたのですが、その大元となる考えや指針は社会に出て働くものであれば持っていて然るべきとまではいかなくとも、持っていれば仕事をいい方向に、ひいては自分をいい方向に向けられるようなものだからです。
著者にとっては今までの自分の軌跡を振り返る本稿で、きっと思い入れのあるエピソードや語りたいことが沢山たくさんあったことと思います。
それをシンプルにきれいに整理し、混乱なく、言いたいことが集約されて読者に届くように編集されています。
この本の制作過程では、著者と編集者のやりとりがTwitterでかなりの部分公開されていました。
それを読みながら、どちらもプロのお仕事をされているなと思ったものです。
出来上がった著書を見て、見事な出来だなぁとまず思いました。
きっと著者としても自分のいいまとめが出来たのではないかと勝手に推測します。
業種は限らず、独立開業されている方は一読されることをお勧めします。
どうぞ、事務所に一冊。