映画『借りぐらしのアリエッティ』 | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

 『借りぐらしのアリエッティ』を観てきました。
 多分、ジブリの作品は公開の度に観てる筈です。大好きです。
 子供さんとふたりで、天王寺にあるアポロシネマ8に行ってきました。

 それ程観る前に情報は集めずに、気楽に観ます。
 ジブリの作品は原作をかなり変えて作るイメージがあるので、特に原作を前もって読むことはしません。
 製作の時の模様をテレビで特集していたのを、ちらりとだけ見ていました。

 今回はアリエッティという可愛い女の子が主人公。
 可愛いだけでなく、スタイルもよくて思慮深い性格です。
 とても家族思いで、かつ元気です。
 他に年の近い友達がない環境にいるので、どうしても優等生的な感じになるのかも。
 アリエッティは、どんどん数が少なくなり、周りに仲間が殆ど見当たらない小人族の女の子なんです。

 アリエッティは両親との三人暮らし。
 料理上手で慌て者なお母さんと、落ち着いてて手先の器用なお父さんがいます。
 このお父さんが凄くイイ!
 子供さんとふたりで、惚れました。
 アリエッティは性格お父さん似ですね。

 人間の登場人物として、病弱で手術を控えた少年が出てきます。
 滅びようとしている小人族でありながら生命力溢れるアリエッティと、繁栄している人間でありながら死の予感を持つ少年の対比がきれいに描かれていました。

 舞台となる家は今回もとてもきれいで大きなお屋敷です。
 実際のモデルが東北地方にあるらしいと新聞で見たような気がします。
 車のまま門を入って、建物までいくらか走らないといけない豪華さ。
 小人が住みつくには、それなりの大きさの家がいる訳ですよね。

 主題歌もとてもよかった。
 子供さんも気に入ってました。

 夏休みで他のお客さんも多く、賑やかな映画館でした。
 久しぶりに家を出た子供さんは、行きも帰りも何度も「怖い」と繰り返し、かなり大変な行軍だったようです。
 それでも観たい映画が観れたので、それなりに満足はしたようでした。

 これで私のお盆休みは終わりです。
 ふたりで行く約束が果たせて、よかったです。


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