サントリーミュージアム『印象派とモダンアート』 | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

 大阪の天保山にあるサントリーミュージアムは大好きな場所のひとつです。
 5階のギャラリーに、海がよく見える部屋があるのがお気に入りです。
 閉鎖のニュースを聞いて、もうあの窓から海が見れないのかと残念に思っていましたが、大阪市が買い取ることが決まったそうでほっとしました。

 前に行ったのは何年前か憶えていないくらい行けてなかったのですが、時間を作ることが出来て暑い中行ってきました。
 もう何処の駅が最寄かも憶えていなくて、ニュートラムの中ふ頭駅で駅員さんに聞いたら大阪港駅まで戻ってと言われてしまいました。
 大阪港駅からとことこと、10分ほど街を歩いて天保山ハーバービレッジへ。
 沿道にはちょっと不思議なお土産屋さんらしきお店があって面白いです。
 外国人観光客の方も結構歩いてられます。

 観覧車を横目に海遊館も素通りしてサントリーミュージアムへ。
 絵を見るのも久しぶり、ここに来るのも久しぶり。
 平日だったので、人も少なくゆっくりと見ることが出来ました。

 タイトルにある展覧会は5階と4階のギャラリーになります。料金は大人1000円。
 エレベータで5階まで上がってゆっくりと見ていきます。

 待望の海が見える展示室では、置いてあるソファに座って、しばらく光る海や船を見ていました。

 総じて柔らかい線や色彩のものが多い印象派の絵画。
 4階に移っていくとモダンアートっぽく抽象的なものや鋭い雰囲気のものが混じってきます。

 絵を詳しく論じることは全然出来ませんが、沢山の画家さんの感覚に少し触れるような、それを軽く撫でるような感じでどんどん絵を見て歩いていきます。
 これも、自分の感覚をしばらくお休みさせて、リフレッシュするいい方法なのです。

 帰りに厳選して絵葉書を三枚買いました。
 ここに来た記念品です。

 絵を見ることも楽しみですが、たまにはこんな大きな天井の高い空間を味わうのもいいなと思います。
 普段は小さな家や会社で過ごしているから、時々は美術館やコンサートホールなどの大きな空間に身を置きたくなります。
 限りのない大自然の中に行くのが最良かもしれないけれど。それはまた別になるのかな。

 いろいろ、楽しいサントリーミュージアム再訪でした。


 この展覧会は、9月20まで催されています。→印象派とモダンアート