私が小学生のとき住んでいた自治体では、各小学校から小学6年生を各クラス1名ずつ集めて「科学教室」をやっていました。(確か月1回程度)
当時、私のクラスの担任の先生の専攻は理科系で、先生もこの科学教室を過去に担当していたため、
楽しいよ❗️
と私たちクラスの皆に勧めたため、我がクラスからは私を含め数名で参加することにしました。他のクラスで参加希望者がほとんどいなかったため、他のクラス分として私のクラスから複数人参加できることに
この科学教室は確かに楽しくて、1番最初にやった課題は、出された「秘密の白い粉」が何かを当てるというもの。
なんだかわからない白い粉が確か5種類くらい出されて、味やにおいや水に溶かしたときの溶け方や質感などを確認して、甘くないから砂糖ではない、とか溶け方がどうだとか、グループごとに白い粉の正体を探って答えを出すのです。
私たちは、この粉、舐めてもホントに大丈夫なの?とかグループの子らとワイワイ楽しんで取り組んでいたのを覚えています。
確か次の課題では「ブラックボックス」でした。
これは、黒い紙で包まれた箱の中で組まれた配線がどうなっているかをに外に出ている配線の端っこを電気で繋いだりして当てるというもの。
これも、この線とこの線に電球をつないだら電球が付いたからこれらは繋がってる、とか探って、最後に出したグループの答えを発表して、当たったとか外れた、とか言い合ったりしました。
夏休みは学校とは別に科学教室で自由研究をするよう課題が出されて、同じ小学校の友達と「牛乳のくさり方」の実験を行い、私は日陰と冷蔵庫、友達は日向、に置いた牛乳がどんな風に変化するかを観察しました。
ひなたの牛乳はすぐに腐ったあと乾燥したからかにおいもしなくなったようでしたが、私が担当した日陰の牛乳はヨーグルトの腐ったようなにおいがしていて、それを毎日嗅いで観察しないといけないのが辛かったなあ。
そのおかげでしばらくヨーグルトが食べられなくなりました
ですが、その課題を科学教室で発表したら、その地域の代表候補に選ばれてしまい、再度もう少し詰めて研究するよう先生に言われ、でも私はまたあの臭いにおいを嗅ぐのがイヤで断念したということもありました 結果、他のグループがこの課題をパクって牛乳のphなども測定したりして、代表として自治体全体での発表に出ていました
そんなこんなで、自由研究は楽しい思い出とはならなかったものの、そんな課題への取り組みが計10回くらいあり、毎回楽しく参加することができました。そんな機会を与えてくれた担任の先生には感謝です
そして、たぶん私が理科が好きになったのは、この経験が大きかったように思います。(その後、私は理系学部へ進みました)
娘にもそんな風に理科が楽しいと思えるようになってほしかったりもして、この白い粉の実験は、実は、娘が二年生のときに夏休みの自由研究の題材として提案したら、やりたい‼️と言うので娘にもやらせてみました。
私が、砂糖、塩、小麦粉、片栗粉など5つの白い粉にAからEまでの記号を付けて並べて、私がやったときと同じように、舐めたり触ったりして当てるというもの。
娘も、塩っぱいから塩かな?とか楽しんで取り組んでいました
↓使った白い粉
娘も理科の先生に恵まれたようで、理科の先生が好きで理科は楽しいと言っています。5年になってからの先生は好きじゃないらしいけど
教科の好き嫌いって、そのとき教えてくれた先生によるものってホント大きいですよね。
理科ってキライな人が多いので、とくに中学のときは理科の点数が少しよいだけで全体の得点としても他の人とだいぶ差がついたように思います。とくに女子は苦手な人が多いし。
娘もいよいよ6年生ですが、今住んでいる自治体でも科学教室みたいなのはあるのかしら
娘にも算数だけでなく理科も頑張ってほしいなと密かに願う母なのであります