いよいよ明日、公開初日です。

ってか今日か。

ドキドキして眠れそうにない。



とうとう来ちゃったね。

撮影はちょうど1年前の今頃でした。

ほんと幸せな日々だった。



たぶん私の走馬灯には、去年の夏の撮影風景が出てくると思います。

いまふと思い出すのは、田中裕子さんと岸部一徳さんのあのシーン。

ひたすら静かな早朝の神社にピンと張りつめた空気。

「よーい!」という監督の声。

ひとつ息をしたら世界がなくなっちゃうのかってくらいの静寂のなか、あの瞬間を撮るために何十人もの人々が一体になってた。

キャストもスタッフも見学に来てた地元の人たちも。

もしかしたらみんなそれぞれ生活に戻れば大変なこととか悩みとか色々あるかもしれないけど、そんなの消えちゃう瞬間。

自分どうこうとかじゃない。

とにかく、その場にいた全員がひとつに向かってたあの瞬間。

私は出番じゃなかったから見てるだけだったけど、涙が止まらなかった。

あの一体感が本当に幸せだった。

まさに一体感。

全部が愛おしいものだらけの瞬間だった。

空気読まないカラスの声すら、とにかく全部愛おしくてやばかった。




映画「共喰い」。

自分で出ておきながらアレですが、すごい映画です。

後世に残る映画だと思います。

どうかどうか、映画館でご覧ください。



もしご覧くださったあとにこの記事を読んでいる方がいたら、、、

ありがとうございました。

この作品は私の人生の誇りです。

楽しんでいただけましたか?