なんでも鑑定団でマジックの高額査定が出たので元関係者だから出せる小ネタを3つほど書いてみます
どれも古くからの私のブログの読者にはまたこのネタと思われる可能性がありますがご容赦を
1.ブラックロータスで失格判定
私は日本で最初にお店としてメーカー発表の公式ルールを使ってゲーム会を開催しました
開催前にこの日時で公式ルールを使ってトーナメントを行いますので参加者を募集と張り紙をしてそこに使用禁止カードの説明などを告知しました
当時は公式ルールの存在自体メーカーの公式サイトを見ている人が少なかったので間違える人が何人か出てしまいました
その中でも印象に残っているのは偶然参加していたゲームの世界では有名人のロバートウッドヘッド氏にブラックロータス使用などで失格を告げなくてはならなかった事です。すいませんついてきてくださいって壁に掲示してある公式ルールと禁止カードの説明をご自身で読んでもらい納得してもらいました
ゲーム会終了後これは非常に貴重なカードなんですよと他のプレイヤーに見せて説明している様子を見て険悪な雰囲気にならずによかったとほっとした記憶があります
現在の状況を踏まえますと今後ブラックロータスを使用して失格判定をするなんて起こらないだろうことを考えると貴重な体験だったのかもしれません
2.札幌でテレビ取材を受けた話
探せば当時のビデオが見つかるかもしれないのでどんな内容だったかここに書いてみます
私は札幌市で関東以外では初となるマジックなどのゲームを扱う専門店を立ち上げました
週末には店に開店前に行列が出来るほどの盛況だったためか、数週間後には地元のテレビ局から取材依頼を受けました
もし当時のビデオを今の人が見たら驚く内容だったと思います
ベータ版のMOXというカードをたった1枚で数万円もすると驚きの様子で伝えていたと思います
今それを見たらたった数万円?俺ならその場で即買いするという人がすぐに表れると思います
3.パワー9使い放題楽しめました
今持っている人は少ないと思いますがマジックザギャザリングを遊べるPCゲームではゲーム内でブラックロータスをはじめとするパワー9を入手して使い放題出来るものもありました
しかも一つのデッキに複数枚入れられるものだから最初のターンに勝負を決めることは簡単でした
そのゲームは対戦も出来たのですが使えるネットワークはAOLというプロバイダのみだったのでこのゲームを対戦するためだけにサービスに加入しました
対戦相手は主にアメリカ東海岸在住の方が多かったです、たまにイギリスの方と対戦した記憶もあります、日本人と対戦出来た記憶はほとんどないですね
その対戦は通常は公式ルールに従った制限でプレイするのですが、一度だけルール無制限での挑戦を受けたことがあります、もちろん私はチャットで本当にこのルールで対戦するのですか?と確認して始めました
ゲームを開始して解ったのですがどうやら操作自体に慣れていないレベルの方でした
私がMOXなどを使ってカードを出し放題、簡単に相手にターンを回しません、その間、相手はかなり狼狽して私の知らない言葉を発していました、大体15ダメージを与えたあたりで回線切断で逃亡されました
マジックというゲームに詳しい人ならこれがいかに無茶苦茶な状況であるかわかると思います
残念ながら今はそのゲームは処分してしまい手元にありません