まだ未放映のところもありますが、なんとか魔法少女まどか☆マギカを最終話まで見ました。
自分自身の感想もありますが、私は長年オタクアイテムを売って商売をやってきた経験上、色々なところから情報を集めてその作品の持つ商品力や社会的インパクトを分析しています。
過去においてはパソコン通信上の情報を拾い集めてあのエヴァンゲリオンの放映時に放映が始まった段階で社会に衝撃を与える可能性レベルの作品であることを分析してそれを的中させた経験があります。
現在はその武器をネットに変え、ブログやツイッター、同人活動情報のトレンド情報を拾い集めて分析しています。
今回の魔法少女まどか☆マギカのステータスは現在のネット環境が出来てからの過去最高のステータスを叩き出しています。購入特典の存在のため相当購入者が分散しているアマゾンにおけるDVDブルーレイの売り上げもエヴァ以来の最高の売り上げを記録していますし、ユーザー支持のバロメーターになっているpixivのイラストでは上位ほとんどをまどマギ関連キャラクターが独占している状態が続くなど、計測しているメーターが振り切れている状態で計測不能なほどの超人気ぶりを示しています。
恐らく今、好きなアニメキャラクター投票をお絵かき好きな人たちにお願いしたら上位を魔法少女まどか☆マギカキャラクターが独占することでしょう。これは時代を象徴する作品が登場した際に過去に何度か起こっている現象です。
しかし、期待が大きい分だけもし失敗したらの恐怖も大きいものでした。なんでそんな失敗を恐れていたかというとだーまえのエンジェルビーツの失敗のインパクトが強烈だったからです。エンジェルビーツも登場時のインパクトは相当なものでしたが最終話を見て、主人公が視聴者を裏切るような印象を与えるとんでも展開、貼るだけ貼って回収しなかった伏線の多さ(伏線貼って回収なしが赦されるのはギャグものだけ)思いつきで並べたような伏線の整合性のなさは本当にがっかりでした。
今思い出しても本当にその残念さは魔女化しそうな勢いでした。アニメ界においては虚淵氏よりも実績のある麻枝氏だったので同じエロゲ出身ライターの虚淵氏に嫌な予感を感じたのは私だけでは無かったはずです。
エンジェルビーツ最終話放映後の落ち込みは多くのブログで叩かれて沈没していったのが特に印象的だったので今回魔法少女まどか☆マギカ放映後のブログを見るのは結構怖かったです。
もちろん個人的に面白いと感じていたので「これはいけるのではないか?」という予感はしていたのですが、各ブログでの評価は上々、最高評価で誉めているブログも幾つかありました。スゲーまどマギスゲーよホントって感じ。
魔法少女まどか☆マギカが本当にエヴァを超える評価を受けるとすれば劇場版は必須ですし、何らかのセールススコアにおいても成果を出さなくてはならないのですが虚淵氏のところに仕事用の机が埋まるぐらいの販売サンプルが届けられた等の成功を予感させる事例も報告されています。
魔法少女まどか☆マギカは10年に一度の傑作になれる状況は整ったようです。伝説はこれから始まるんです。