大空のサムライを読む | しのぐのブログ

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 今では文庫になってちょっと小さめの書店でも手に入る本ですが、今まで読んでなかったのを思い出し、図書館に予約してとりよせてみました。
 ちょっと勘違いしていたのはエースパイロットの戦歴と空戦技術などが多く語られているのかと勝手に思っていましたが、この本坂井三郎氏の自叙伝的な内容なんですね、

 そうして読んでみて気が付いたのはパイロットとしての視点は、他の分野の人とは全く違った感性を感じさせることがあるということでしょうか、海外の良質な歴史関連のドキュメンタリーを知った後ではちょっと関連資料の見方が変化してる中でも、この本は久々に新鮮な情報を見せてくれました。

 この台詞よかったです。

 日米開戦前夜
 「いよいよ、明早朝、わが戦闘機隊は、マニラ周辺の敵空軍撃滅に向かって出撃することになった。いままでの猛特訓で鍛え上げた腕前で勇戦してもらいたい。今夜ここに集まった四十五人の全部が、明晩、もう一度ここに揃うことはまずないだろう。このうち何人かは永久に帰ってこないことになるかもしれない。みんな、よくよくお互いに顔を見せ合わせておくようにな・・・」

 さすがに世界的な有名な名著で語られる台詞は一味違うな。